Contents
「理系採用の担当者になったけれど勉強した方がいいのかな…。」とお悩みではありませんか?
競争が激化する理系採用の市場では、人事担当者も日々情報をアップデートする必要があります。そのためには、固定概念に捉われず様々な媒体から情報を吸収することが大切です。
本記事では理系採用を行う人事担当者が勉強すべきことや、勉強におすすめの本を紹介します。理系採用の知識習得にお悩みの方は必見です。
理系採用について人事が勉強すべきこと
理系の学生を採用する前に、人事担当者は採用活動について一度勉強しておくのがおすすめです。具体的には以下を勉強しましょう。
- 自社についての理解を深める
- 人事・労務関連の法律を調べる
- 採用に関する情報を収集する
自社について理解を深める
まずは自社について勉強することです。自社の歴史や経営戦略、自社を取り巻く環境や競合他社など現状をしっかりと確認しましょう。
人事部門は様々な役割を担っていますが、中でも採用業務は非常に大切な仕事といえます。採用活動においては自社の代表として、学生や求職者に自社について説明することが多く、求職者からの様々な質問に答えなくてはなりません。
その際には、あいまいな回答をしたり、間違った情報を教えたり、説明に矛盾が起きてしまえば自社に対するイメージが悪くなってしまいます。そのため、普段から会社に関する知識を蓄積しておくことが大切です。
人事・労務関連の法律を調べる
人事担当者の場合は労働関連の法律については必ず知っておくべきで、この分野の勉強は必須ともいえるでしょう。
給与計算業務や労務関連業務などは正しい知識を持ってミスなく遂行する必要があります。労働関連の法律は法改正が行われることもあるため、そういった場合に、経営陣に対して提言できるだけの知識や能力も必要となります。
人事担当者として労働基準法や労働組合法、労働関係調整法などの知識を身に付けて、法改正が行われたときは、新しい情報にアップデートすることが大切です。
採用に関する情報を収集する
採用活動は採用計画の立案、母集団の分析や形成、応募者の選定や面接、内定者の決定やフォローなど幅広い業務があります。これらの業務を正確に遂行するためには、採用活動に関する知識が欠かせません。
採用活動に関する知識としては、まずは採用フローをしっかりと理解する必要があります。必要な人材像を定義して母集団を形成することから、面接や筆記試験等の選考、内定者のフォローまで一連の流れをしっかりと把握しましょう。
採用に関する情報は毎年更新されます。就活の早期化や新たな採用手法など、アンテナを立てて最新情報を入手するようにしましょう。
新たな採用手法を導入して成功した事例
理系採用を成功させるために手っ取り早いのが、最新の事例から勉強することです。新たな採用手法として注目されているダイレクトリクルーティングで成功した事例を3つ紹介します。
- 求める人材へ最少コストでアプローチできた事例
- これまで出会えなかった学生とのマッチングを実現した事例
- 地方の理系学生にも内定を出せた事例
それぞれを詳しく確認していきましょう。
求める人材へ最少コストでアプローチできた【水ing株式会社】
水ing株式会社は水処理の会社としての認知度が高く、衛生工学や土木工学の理系学生は採用できていました。一方電気系や機械系、化学系などの学生は確保できずに苦戦していたのが実態です。
苦戦から脱却する方法としてダイレクトリクルーティング『TECH OFFER』を採用したところ、求める人材へ最少コストでアプローチができるようになりました。採用担当者が3名と少なくても理系採用が成功した事例です。
これまで出会えなかった学生とのマッチングを実現【東電設計株式会社】
東電設計株式会社ではナビ媒体に広告出稿しているものの、実際の応募者は大学の先輩や研究室の紹介といったコネクションに頼っているのが課題でした。
広告戦略から自社が考えるターゲットに直接アプローチしたいと考えるようになり、ダイレクトリクルーティング『TECH OFFER』を採用します。その結果、これまで出会えなかった学生と接触する機会が増えて、理系採用を成功させることができた事例です。
地方の理系学生にも内定を出せた【フジクリーン工業株式会社】
フジクリーン工業株式会社では理系採用において母集団形成に苦労していることと、インターンシップの参加者を採用まで繋げることができないといった課題がありました。
ダイレクトリクルーティング『TECH OFFER』を採用手法として取り入れたところ、学生と密にコミュニケーションを取ることに成功します。その結果、これまでアプローチできていなかった地方の理系学生にも内定を出せた事例です。
参考記事:アプローチすることが難しかった地方の優秀な理系の学生に内々定を出すことができ、効果を実感
理系採用を成功させるポイント
実際に理系採用を成功させるためには、事例以外にもポイントを勉強しておくことが大切です。具体的には以下のポイントをしっかりと押さえましょう。
- 常に情報収集のためのアンテナを立てておく
- 固定概念に捉われない
- 様々な媒体から情報を吸収する
常に情報収集のためにアンテナを立てておく
採用市場は常に変化しています。以前までは大規模な就活イベントや対面での面接が当たり前でしたが、コロナ禍の影響もあり、採用活動は多様化しています。
1年前の採用手法が通じなくなることも十分考えられるので、常に採用市場について情報を仕入れるためのアンテナを立てておきましょう。
時には他社との差別化を意識して情報収集することも大切です。新卒採用の差別化へのアプローチについては、下記記事でも詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。
新卒採用に差別化を!差別化へのアプローチと成功事例を解説
固定概念に捉われない
理系採用を成功させるためには、常に情報をアップデートして固定概念に捉われない考え方が必要です。コロナ禍で採用活動の主戦場はWebに移行しました。Web説明会やWeb面接が当たり前になりつつありますが、5年前では考えられなかったでしょう。
これまで採用活動とは無縁だと思っていたことも、有効活用できる可能性があります。例えば、TwitterやInstagramといったSNSを活用した採用手法です。学生が日頃から慣れ親しんでいるSNSを活用することで、学生からの認知度を高められる可能性があります。
SNSを活用した新卒採用については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
SNSを活用した新卒採用とは?採用につながるポイントを解説
様々な媒体から情報を吸収する
日々変化する採用市場に対応して理系採用を成功させるためには、様々な媒体から情報収集する習慣を身に付けましょう。新聞やネットニュース、テレビなどはもちろんですが、競合他社の採用サイトやオウンドメディアにも有益な情報があるかもしれません。
現代は情報過多の時代です。星の数ほどある情報の中で必要なものを選別するためには、普遍的な知識を身に付ける必要があります。その際に役立つのが本を使った勉強です。次章では理系採用におすすめの本をいくつか紹介します。
おすすめの理系採用についての本
理系採用に関する勉強をするためには、以下の3冊がおすすめです。
- 理系の[採用・活かし方]トリセツ
- 「自分を活かす」進路を選ぶ!最新理系就職ナビ
- 日本一学生が集まる中小企業の秘密: 社員20人なのに新卒採用に1万人が殺到
それぞれを少し詳しく見ていきましょう。
理系の[採用・活かし方]トリセツ
本書では理系採用について詳しく知ることができます。日本ではあと10年もかからずに理系人材が足りなくなると言われていますが、企業の利益を拡大させてくれるのは理系人材です。
そんな理系人材を効率よく採用するために、どのような方法を採ればいいのかが紹介されています。また、今まで理系人材について考えていなかった経営者や、どうやって採用すれば良いのかわからない人事担当者に向けた本なので人事に関わるあらゆる立場の方におすすめです。
「自分を活かす」進路を選ぶ!最新理系就職ナビ
本書では、なぜ一般企業で理系学生が必要とされているのかを説明し、実際に理系の出身者が活躍する現場や、豊富な先輩の体験談をもとに様々な就職の選択技があるという可能性を伝える本です。
本書は、就活をする学生向けに書かれた本ですが、実際に理系の学生を採用した企業の生の声がわかる本なので、人事担当者にもおすすめできる本です。
日本一学生が集まる中小企業の秘密: 社員20人なのに新卒採用に1万人が殺到
近年は理系の学生に限らず新卒の人数が減っており、中小企業の求人倍率が上がっています。優秀な人材を確保するためには他の企業よりも優れている点を提示しなければならず、1万人を超える学生を集めることができた企業の採用戦略について説明しています。
本書では「ここで働きたい」と就活生にいわれる採用戦略とノウハウを勉強できるので参考になるでしょう。
効率の良い理系採用には『TECH OFFER』
効率の良い理系採用を行うためには自社を取り巻く環境や採用市場について勉強することが大切です。特に近年は理系採用のWeb化が進んでおり、これまでの採用手法から脱却することも検討してみましょう。
新卒理系採用に特化したダイレクトリクルーティング『TECH OFFER』を活用すれば、これまで採用できなかった優秀な理系学生を確保できるかもしれません。直接学生とコンタクトが取れるので、採用前のミスマッチを無くすことにもつながります。
『TECH OFFER』では理系採用に関する情報を配信しています。気になる方は下記ボタンから資料をダウンロードしてみてください。