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「BtoB企業だから学生への認知度が低い」「学生への認知度が低くて思うように採用できない」
そのように感じている採用担当者は多くいます。この記事ではBtoB企業の学生への認知度向上について解説します。
BtoB企業は、認知度に関係なく学生にアプローチする方法を取ることが大切です。採用する際に知っておきたい「認知度と知名度の違い」の他、「認知度向上の方法」「採用で活用したいツール」を紹介しています。
BtoB企業で学生への認知度を上げるために知っておきたいポイント
BtoB企業は学生への認知度が高くありません。そのため、闇雲に施策を打ち出しても成功が難しい場合がほとんどです。改善するためには、まず以下のポイントを知っておく必要があります。
- 認知度と知名度は違う
- 認知度が重要なのは採用でも同じ
認知度と知名度は違う
認知度と似ているものに知名度があります。一見すると同じように感じますが、両者は以下のように全く違います。
- 認知度:会社や商品の強み・価値が知られていること
- 知名度:会社や商品の名前が知られていること
これらを整理すると、知名度が高い企業は、名前は知っていても何をしている会社なのか知らない状態です。
一方、認知度が高いと強みや価値が知られているため、より強い訴求力を獲得している証になります。知名度よりも認知度向上を目指す企業が多いのは、そのためです。認知度は事業だけでなく採用面でもプラスに働くのは、こうした部分が影響しています。
認知度が重要なのは採用でも同じ
認知度が重要なのは事業だけではなく、採用でも同じです。以下の点でプラスに働きます。
- 競合他社にはない強み・アピールポイントとなる
- 学生が働きたいと感じる動機になる
採用活動において、認知度は自社の魅力になってくれます。BtoCと比べて学生が知らない場合が多いBtoB企業だからこそ、認知度は非常に重要です。そのため、認知度向上をどうするのかが採用で多くの企業が抱えている課題となっています。
BtoB企業で学生の認知度に関係なく採用に成功した事例2選
BtoB企業の中には、学生への認知度に関係なく採用を成功させている企業があります。今回はそんな企業の中から2つの事例を紹介します。ぜひ参考にしてください。
高周波熱錬株式会社
高周波熱錬株式会社は、日本で初めてIHを事業家・工業化した企業です。理工系の学生を採用していましたが、年々厳しさを感じていました。更に事業がBtoBであるため、学生からの認知度がほとんどない状態だったのです。
そうした中で、ターゲット学生に対してピンポイントに自社の良さをアピールしていく方法を取っていました。しかし近年の就活市場の速さとターゲット学生の少なさもあり、アプローチそのものが課題でした。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入し、自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
ターゲットとなる学生に対して技術共通項を明示しつつアプローチした結果、良い反応を得ることに成功しました。これまで出会えなかった学生とも出会え、採用に成功しています。
参考記事:これまで出会えなかった層と接点を持てた
日本モレックス合同会社
日本モレックス合同会社は、接続用のコネクターを製造・販売する企業です。部品を扱うBtoB企業かつ外資企業であったため、学生からの知名度が低いことが課題でした。
大学や研究室との繋がりも少なく、ナビサイトや合同説明会を活用しても思うように学生が集まらない状態だったのです。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入し、自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
自社が実施するイベントやインターンシップへの参加を目的に学生へオファーを送り、参加者には特典を付ける施策を実施し、優先的な案内を打ち出しました。更にチャット機能をコミュニケーションツールとして活用し、関係性の構築にも成功しています。
結果、これまでアプローチできなかった学生にリーチでき、認知度向上に成功。求める人材を採用するに至っています。
参考記事:検索機能の活用により、自社へのマッチ度が高い学生へのアプローチに成功!
BtoB企業が学生への認知度を上げる方法
BtoB企業が学生への認知度を上げる方法は複数あります。中でも代表的なものは以下の4つです。
- ターゲットとなる学生に刺さるコンテンツを作る
- 大学内で説明会などのイベントを開催する
- 様々な配信チャネルを活用する
- 自社が求める人材を具体的に明示する
ターゲットとなる学生に刺さるコンテンツを作る
BtoB企業では、認知度向上を狙って、自社の魅力を最大限伝えられるコンテンツを作ることが大切です。ターゲットとなる学生に刺さるコンテンツなら、なお良いでしょう。
2023年6月現在において広く活用されているのは、以下の手法です。
- 採用サイト
- 動画コンテンツ
認知度向上は、とにかく知ってもらわなければいけません。そのためにも採用サイトや動画コンテンツを駆使して、学生に訴求していきましょう。
なお、採用サイト・採用動画については以下で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
【2023年最新】採用動画のトレンドとは | 事例と意識したいポイントも解説
大学内で説明会などのイベントを開催する
コンテンツだけでなく、実際に現場で宣伝する方法も大切です。大学内で説明会やイベントを開催していきましょう。以下のメリットがあります。
- 学生が参加しやすい
- 大学とのパイプができる
学生にとってみれば、普段通っている学内でのイベントなので交通費がかかりません。大学生にとって嬉しいポイントです。
更に大学内でイベントをすることで、大学とのパイプもできます。関係性を作っておけば、推薦や学内での宣伝をしてもらえる可能性があります。中長期的な取り組みにはなりますが、やっておくとメリットの大きい方法です。
様々な配信チャネルを活用する
認知度向上は、自社が持つ独自のチャネルだけでは限界があります。そのため、外部の様々な配信チャネルを駆使しましょう。特に以下がおすすめです。
- SNS
- YouTube
無料で使えて利用者が多いツールほど、大きな効果に期待できます。自社でリクルートページを作っていれば、導線としても機能しますので、採用サイトと合わせて活用しましょう。
費用をかけられるのであれば、インフルエンサーに宣伝してもらう方法もあります。若い世代には芸能人よりも拡散力があるため、相性によっては認知度向上に大きく期待できます。
自社が求める人材を具体的に明示する
学生は、自分が本当に求められている人材なのか不安を感じています。そのため自社が求める人材を具体的に明示する方法もおすすめです。具体的に明示することで、当てはまると感じてくれた学生をすくい取れます。
特にナビサイトでは、様々な求人の中から自社の求人を見つけてもらっても、当てはまらないと感じたらすぐに次の求人へ移動されてしまいます。「これは自分のことかも?」と思えるような文言やキャッチコピーを活用し、具体化しましょう。
BtoB企業が学生の採用で活用したいツール
BtoB企業が学生の採用を考える際、おすすめのツールがあります。中でも以下のツールは活用することで成果に期待できるものです。
- 特化型のナビサイト
- エージェントサービス
- ダイレクトリクルーティング
特化型のナビサイト
特化型のナビサイトは、BtoB企業と相性の良いサービスの1つです。従来の総合型と違い、登録者の属性が固まっています。求人を見つけてもらうなら、総合型より抜きん出ています。
もし既にターゲットを絞っているのなら、マッチする特化型サイトに求人を出しておくだけで欲しい人材と出会える可能性があります。自社から動く必要があまりないため、とりあえず求人を出しておくだけでも良いでしょう。
ただし、魅力的な求人情報にしないと目に止めてもらえません。求人を見た学生が自分事として感じられるようなタイトルをつけるなど、工夫が必要です。
エージェントサービス
エージェントサービスも認知度に関係なく採用できるツールの1つです。登録している学生をエージェントが見つけてきてくれるので、待っているだけである程度の学生と出会えます。
ただし、成果報酬型だと採用しただけ費用が発生するため、コスト面である程度のコントロールが必要です。多くの人材を採用しようとすると、人数に合わせて費用が跳ね上がりますので、母集団形成の手段としては向いていません。
ピンポイントで欲しい人材を採用する際に活用したいツールです。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングも認知度に関係なく採用できるツールです。自社が求める人材に直接アプローチする採用方法で、スカウト型とも呼ばれています。
採用はエージェントサービスと違って、採用担当者が直接やり取りします。自社の魅力を学生に伝えられるので、認知度に関係なく採用活動が可能です。
学生への認知度が低いBtoB企業は特に魅力を活かしやすく、魅力的だと感じてくれた学生がそのまま採用まで進んでくれるケースも多くあります。そのため、BtoB企業の他に中小企業やベンチャー企業からも注目を集めている採用方法です。
BtoB企業で学生への認知度で困っているならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
BtoB企業はBtoC企業と比べて学生の認知度が低いため、採用活動で思うように採用できないケースが多くあります。学生に自社をどう認知してもらうかが重要なポイントになってきます。
認知度を向上させるなら、魅力的なコンテンツを作ったり大学内でイベントを開催したりといった方法が効果的です。他にも認知度に関係なく採用できるツールを利用するのも良いでしょう。
BtoB企業で学生への認知度で採用に困っているのなら、ダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』がおすすめです。学生と直接話せるため、認知度に関係なく欲しい人材を採用できます。ぜひ1度お気軽にご相談ください。