– INTERVIEW
検索機能の活用により、自社へのマッチ度が高い学生へのアプローチに成功!
業界:電気・電子部品メーカー
従業員数:1,442名(2022年1月1日現在)
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採用課題
- 機電工学系学生の母集団形成、ターゲット学生との接触数の少なさ
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導入の決め手/狙い
- 理系(機電系)学生の登録者が多数おり、検索機能により効率よくターゲットにアプローチできる
効果
- 自社イベントへの参加学生数の増加、及び自社にマッチする学生へのアプローチに成功
日本モレックス合同会社
モレックスは接続用の電子部品であるコネクターを製造・販売する会社です。 モバイル機器、AV機器、家電、医療、自動車、通信インフラなどあらゆる領域でコネクターをメインとした各種接続システム製品を市場に提供しています。 革新的な開発体制により、製品ラインナップは10万点以上。 モレックスではこうしたコネクター製品のデザイン・製造・出荷プロセス・販売、さらには製造設備の開発までも一貫して行っています。 新たな未来を築き、人々の生活向上に役立つテクノロジーの実現に向け、世界4万人の従業員とともに日々歩んでいます。
新卒採用担当
山本 様
取材日:2022/05/15
学生からの知名度が低く、ターゲット学生へのアプローチに苦戦
ーTECH OFFER導入前の採用課題について教えてください。
採用課題としては、弊社が部品を扱うBtoB企業であり、かつ外資系企業であることから学生からの知名度が低く、学生との接点が少ないことにありました。
また、大学や研究室との繋がりも少なかったため、優秀な学生にアプローチすることも非常に難しかったです。
ーTECH OFFER導入前はどのような対策をされていましたか?
ナビサイトへの掲載や合同説明会への出展を中心に採用活動を行っていました。
しかし、ナビサイトは基本的に待ちの姿勢となるため、学生からの知名度が低いなどの要因もあり、思うような結果が出なかった印象です。
また、業界ごとに開催される合同説明会にも参加していましたが、コンタクトできた学生はそこまで多くありませんでした。
最近ではコロナ禍の影響もあり、合同説明会という形もトレンドから外れている部分もあるため、現在合同説明会には出展していません。
TECH OFFERの検索機能を活かし、マッチ度の高い学生へのアプローチに成功
ーTECH OFFER導入の決め手はどういったところになりますか?
TECH OFFERのようなダイレクトにスカウトできるシステムは他社も検討しました。
決め手となった理由は機電系の学生が一定数いるためターゲットにリーチできることと、弊社が職種別採用を行っていたため、職種ごとにマッチする学生を条件を細かく指定して検索できたことです。
こうしたスカウト型は最近のトレンドでもあると感じており、プロフィール登録している学生に対して企業側がアプローチするという形式が一般的になりつつある中で、弊社もやらない手はないなという意識もありました。
そのため、まずは1年トライしてみて、効果があれば続けてみようという感じで導入しました。
ーTECH OFFERの活用方法について教えてもらえますでしょうか?
基本的には弊社のイベントや冬のインターンシップへの参加を促す目的で学生にオファーを出しています。
TECH OFFERでは学生のプロフィールが充実しており、キーワードを絞ってマッチする学生にアプローチできるため、全くのお門違いということがないのは嬉しい点です。
また、イベントやインターンシップに参加してくれた方には、書類選考を免除するといった特典をつけて、優先的に案内できるような形のオファーも出したりしています。
ーTECH OFFERを使って良かったと思う点はありますか?
良かった点としては、メール形式ではなくチャット形式でメッセージを送れるため、固くならずにコミュニケーションを円滑にとれる点が挙げられます。
弊社としても、チャット形式で「その後どうですか?」や「この間はありがとうございました。」と連絡できたり、「これってどういう意味ですか?」と学生から連絡が来たりと、気軽にコミュニケーションを取れる方が本音で話し合える気がしています。
そういった意味では、学生とのコミュニケーションツールとしてもTECH OFFERを活用しています。
また、個別のオファーもできることから、職種ごとのターゲットをグループ分けして、グループごとにオファー内容をカスタマイズできたのは採用活動の質という点において良かったと感じているところです。
メールでの連絡は他の企業からの連絡と混ざって埋もれてしまいがちですが、メッセージであれば学生側も気がつきやすい点も良かったです。
ーメールよりもTECH OFFER内のメッセージでやりとりした方が学生さんも気付きやすいんですね。
おそらく学生側にとってもTECH OFFERのシステム内でやりとりが完結するのは楽なのではないかと思います。
それは企業側も同様で、例えばTECH OFFER内で学生を検索すればすぐプロフィールを見れるため、わざわざ他に管理するシステムやツールを導入する必要がなく、採用データの管理面でも利便性に優れていました。
学生の就活軸を変え、自社や業界への深い理解や共感にもつながる
ーTECH OFFERで実感できた成果などはありますか?
学生へのアプローチという観点では、これまでアプローチできなかった学生にリーチできたのはもちろん、学生側からも「こんな企業あったんだ」と興味を持ってもらえることが多くありました。
通常のナビサイトでは、どうしても待ちの姿勢となってしまうため、レスポンスが少ないなどの問題がありました。
しかし、TECH OFFERでは学生の反応が増えたのはもちろん、選考に進んでくれた学生は意識の高い方が多く、弊社にマッチする学生にちゃんとアプローチできたんだなと実感できる部分は多かったです。
事前に技術キーワード等で弊社にマッチしそうな学生にアプローチできたため、弊社や業界に対する理解度も高い学生が多い印象です。
そのため、ゼロから弊社の説明をするよりも、私たちの魅力はこういうところにありますという具体的な話がしやすく、質の高い採用活動に繋がったと思っています。
また、TECH OFFERでは学生の利用状況がアクティブやHOTといった指標で表示されているため、どの学生がどれだけ就活に対して前向きかを判断できたのも良い点として感じています。
この指標のおかげで、ターゲット選定も就活に前向きな学生のみを対象とするなどやりやすかった印象があります。
ーTECH OFFER経由で出会われた学生で印象に残っている方はいますか?
キーワードや大学などで絞り込みオファーを出した学生がおり、最初は自社のイベント参加の案内で連絡をしていました。
日程も空いているとのことだったので、イベントに参加してもらい、そこからインターシップ・選考まで進み、最終的にその学生に内定を出しました。
最終的には内定受諾に至りませんでしたが、アンケートをとった時に「最初は全く考えていなかったし、正直興味もなかった」と言っていたんですね。
その学生は情報系を専攻していたため、最初は弊社を選択肢としても考えていなかったみたいです。
しかし、イベントやインターンシップへの参加を通して、モレックスのような会社があることを知れたり、会社文化やコネクター業界にも興味を持つなど自分の就活軸を変えるきっかけになったと言ってくれたんですね。
その学生は優秀だったため内定も出しましたし、お互いのマッチ度も非常に高いものがあることに気付きました。
最終的に、本人は他の企業に決めてしまうわけですが、最後の最後までモレックスを検討してくれていたんですよね。
このやりとりから、弊社はパッと見で評価してもらえる企業ではないため、何度もコミュニケーションを重ねて学生に理解してもらう必要性を感じています。
実際にイベントに来てもらって、社員と話をしてもらった時にモレックスへの興味度が上がる学生が多い印象を受けています。
そのため、学生との出会いの場をしっかりと創出して、弊社の魅力を訴求していく必要があるんだなと、TECH OFFERで出会った学生を通じて感じており、印象に残っています。
また、話していると「弊社とマッチしているな」と感じる学生が多いのも、あらかじめTECH OFFERでキーワードでマッチした学生を絞り込んでいるからこそだと思っています。