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「新卒採用で好印象を持ってもらうにはどうしたらいいの?」「人事担当になったけれど良い印象を持ってもらえるか不安」
そのように考えている採用担当者は多くいます。この記事では人事担当が意識したい好印象について解説します。
人事担当者は、応募者に好印象を持ってもらえるように行動することが大切です。人事担当になったら知っておきたい「好印象のポイント」の他、「NG行為」と「必要なスキル」についても紹介しています。
人事対応は会社全体の好印象に直結する
人事担当において、相手がどう印象を持ってくれるかは常に意識しておきたいポイントです。人事対応によっては会社の評判を落とすことすらあります。そのため、以下の2つのポイントは必ず意識しましょう。
- 採用担当者は会社の顔
- 悪い印象ほど記憶に残りやすい
採用担当者は会社の顔
採用担当者は、応募者が最初にコンタクトを取る存在です。そのため、会社の顔というべき存在となります。
担当者の対応次第では、企業のイメージが大きく異なります。窓口や電話対応と同じように、対応力が最も問われます。印象が悪ければ応募者の志望度が下がり、辞退になる可能性があるほどです。
近年はSNSによって、印象はすぐに広まってしまいます。どうせ広がるのなら、悪い印象よりも良い印象の方が良いですよね。
会社の顔として好印象を持たれるように行動することが、人事担当に問われる資質です。
悪い印象ほど記憶に残りやすい
人は悪い印象ほど記憶に残りやすい特性を持っています。良い印象を抱いた人よりも、嫌いな人や悪い印象の人を忘れにくいのは、そのためです。
人事担当は多くの人と出会います。そのため、普段から良い印象を持ってもらえるように意識して行動しなければいけません。
特に学生の場合、以下の行動は悪い印象を抱かせる可能性が高くなります。
- 見下すような態度
- 威圧的な雰囲気
- 話が噛みあわない
- 聞く耳をもってくれない
人によっては、つい出てしまう癖もあるかもしれませんが、癖があるとわかったら、意識して直すようにしましょう。
人事対応で好印象を意識して採用に成功した事例2選
採用活動の際、人事担当の対応によって採用が成功した事例は多くあります。ここからは採用に成功した事例を2つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
株式会社FUJI
株式会社FUJIは、世界の生産現場を支える産業用ロボットなどを開発・製造・販売している企業です。電子部品実装ロボットの分野ではトップシェアを誇りますが、機械系以外の理系学生の採用に苦戦していました。物作りのイメージが強いため、機械系以外の学生にアプローチできていなかったのです。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
自社とマッチしやすい学生とコンタクトを取れたことによって、これまで出会えなかった大学の学生と接触できるようになりました。更にコロナ禍もあって説明会がなくなった代わりに、インターンシップを20種類以上実施し、反応のあった学生に真摯に対応をしました。
結果、一人ひとりにあったアプローチができ、採用に成功しています。
参考記事:これまで出会えなかった関東・関西圏の学生にアプローチ!マッチング精度の高い出会いも実現
株式会社椿本チエイン
株式会社椿本チエインは、チェーン事業を主軸に事業を展開し、世界トップシェアを誇る企業です。
そんな株式会社椿本チエインが抱えていたのは、母集団形成と情報系の採用。両者とも学生への認知度が低いことから起こっていました。アピールのためにナビサイトや説明会を実施するも、効果を大きく実感できなかったのです。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。自社が求める人材へ直接アプローチを開始します。
まずはオファーを送り、返信のあった学生には電話で面談を実施して自社のアピールをしました。更に、夏・冬のインターンに誘致し、学生からの好印象を獲得したのです。
人事担当が好印象を持ってもらうために意識したいポイント
人事担当が学生に好印象を持ってもらうには、意識しておきたいポイントがあります。特に、以下の3つは重要です。
- 学生に考えを押しつけすぎない
- 選択肢を提示する
- 自信を持つ
学生に考えを押しつけすぎない
学生は社会をほとんど知りません。そのため、自分の考えを学生に押しつけないようにしましょう。特に注意したいのが「べき論」です。人事担当は社会人としてのキャリアがあるため、社会人はこうあるべきと無意識に押しつけてしまう可能性があります。
誰でもマウントを取られるのは嫌なものです。
学生と接する際は相手の考えを受け入れた上で、一言一句を慎重に考えながら会話しましょう。無意識で発言し、考えを押しつけないように注意してください。
選択肢を提示する
応募してきた学生に対して、選択肢を提示できる質問を心がけることも大切です。はい/いいえの二択はなるべく避けてください。特に以下のケースです。
- 説明会への参加
- 面談への参加
- 面接への参加
- 内定承諾
学生は他社の選考を同時に受けています。スケジュールの合間を縫って選考に来ているので、自社の都合だけで進めてはいけません。
相手にも予定があると認識し、どのスケジュールなら参加できるかを促す形で進めることが大切です。
自信を持つ
自分が自信を持っているかどうかは、対応している相手に伝わってしまいます。自信を必ず持ちましょう。
人事担当が自信を持って自社の魅力をアピールすることで、魅力が伝わります。人は感情で動く生き物です。人事担当の自信は熱意となって、応募者も感じ取ってくれます。
熱意を持ってアピールしてもらえれば、好印象を持ってくれる可能性が高くなります。自信を持てない方は、まず自社の良いところを探すのがおすすめです。
人事対応で好印象を持ってもらえないNG行為
人事対応では、やってはいけないNG行為があります。特に以下の3つは好印象を持ってもらえないので、しないようにしましょう。
- 上から目線
- 志望者の前で耳打ち
- 約束を守らない
上から目線
上から目線だと印象は最悪です。横柄な態度と合わせてしないように心がけてください。特に以下は、上から目線になる方の多いものです。
- 電話での対応
- 言葉遣い
普段からの心構えが態度に表れてしまうので、日頃から相手を敬う気持ちを持って接するようにしましょう。
志望者の前で耳打ち
目の前で耳打ちをされて気分が良い人間はいません。人事担当が複数人で面接対応をする際にやりがちなので、注意しましょう。
学生は緊張して面接に臨んでいます。そのような状態で耳打ちされれば、志望度が一気に冷めてしまうこともあるでしょう。人事担当同士で話す際は、学生がいない空間でしてください。
投げやりな対応
人間は自分の話を聞いてくれる人間に好感を持ちます。投げやりな態度で話を真剣に聞いていない人事担当に、好印象を抱く学生はいません。特に以下の対応はしないようにしてください。
- 説明会で説明を省く
- パンフレットを読み上げるだけ
- 質問に対して明確な回答をしない
- 質問に対して誤魔化した回答をする
- 履歴書や職務経歴書に書かれている内容をそのまま質問する
例え相手が選考対象外であったとしても、最後まで真摯に対応しましょう。
約束を守らない
約束は必ず守ってください。約束を守らないと、人としての信頼を失います。採用の際は以下に注意しましょう。
- 連絡の期日を過ぎてから連絡した
- 余裕を見過ぎて先の期日を設定した
約束を破ると、学生に不信感を抱かせます。そもそも、約束を守ることは人として大切です。好印象を持ってもらうためにも、約束は必ず守ってください。
人事担当が好印象を持ってもらうために必要なスキル
何となく仕事をしているだけでは、なかなか好印象を持ってもらえません。人事担当者は、意識して以下のスキルを身につけるようにしましょう。
- コミュニケーション能力
- 調整力
- 対応力
コミュニケーション能力
人事担当は人と接する仕事です。コミュニケーション能力は必須のスキルと言って良いでしょう。採用の場合、応募者以外にも多くの人と接します。人を巻き込んで円滑に進めるには、コミュニケーションが欠かせません。日頃から訓練しておきましょう。
またコミュニケーションは話すスキルよりも、聞く能力の方が大切です。聞く能力を鍛えることで、採用にも大きく役立ちます。
好印象を持ってもらうためにも、コミュニケーション能力は重要です。
調整力
採用では、必要に応じて社内外の関係先から協力を得なければいけません。そのため調整力も大切です。多くの人材を巻き込んで採用を円滑に進めるなら、必須と言えるでしょう。
調整力を身につけることで、応募者のスケジュールを把握しやすくなり、好印象を持ってもらえる行動ができます。関係各所と密に連絡を取りながら、様々な調整をしていく能力は人事担当ならぜひ身につけておきたいスキルです。
対応力
不測の事態にも慌てずに対応できる対応力は、人事担当でも求められます。以下のケースで役立つスキルです。
- 採用方法の変化
- 労働環境の変化
- トラブル発生時の対応
近年はコロナ禍によって人事担当の対応力が大きく問われました。時代の変化に柔軟に対応し、最適解を導き出す能力が求められます。
価値観に縛られず、柔軟な思考で常に新しい方法を模索していく姿勢が、人事対応には必要です。そのためにも対応力は重要な能力と言えます。
人事対応で好印象を意識するならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
人事担当は、採用時に好印象を持ってもらえるように意識して行動することが大切です。印象によって自社の志望度が大きく変わるため、採用に大きく影響します。そのためにも横柄でいい加減な対応をせず、一人ひとりに真摯に向き合いましょう。
もし人事担当になって理系採用に悩んでいるのなら、ダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』がおすすめです。学生と直接話せるため、好印象を持ってもらいやすくなります。自社が欲しい人材にアプローチできるため、効果は絶大です。ぜひ1度お気軽にご相談ください。