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「地方の国立大学生を採用したい」「地方の国立大学生の採用が難しい」
地方の国立大学生の採用で悩んでいる担当者は多くいます。地方は、都市部とは違った就活スタイルが影響しているからです。そのため採用の際はダイレクトリクルーティングを活用しましょう。
この記事では、採用において企業が意識すべきポイントとおすすめのツールを解説しています。
地方の国立大学生の採用は難しい
国立大学生を採用する際、重要なポイントとなってくるのが都市部と地方です。地方の国立大学生は、独自の価値観を持っています。そのため採用面で難しいと言われることが多々あります。
中でも以下の3つは採用の際に重要なポイントです。
- 地方の国立大学は地元の信頼が厚い
- 都市部への就職活動はお金がかかる
- 就活の情報格差がある
地方の国立大学は地元の信頼が厚い
地方の国立大学は、地元における評価・信頼・安心感が非常に高いのが特徴です。そのため地方の国立大学からそのまま地方の優良企業・公務員へと就職を決める場合が多くあります。
特に地方の国立大学は、都心と比べて学費が安い傾向にあります。一方で研究力は国立大学水準です。理系学生にとっては、就職まで考えると非常に大きいメリットとなっています。学費面の負担から、あえて地方の国立大学に入学する学生がいるほどです。
就職面でも困ることが少ないため、地方の国立大学生は独自の考え方のもとで就職活動をする傾向にあります。地元からの信頼も厚いので、都市部へ出る必要性がそれほど高くありません。
都市部への就職活動はお金がかかる
地方の国立大学生が就職活動をする際にネックとなるのが、交通費です。特に都市部へ就職活動する場合は顕著でしょう。
一般的に地方の学生が東京で出向いて就職活動をする場合、平均して20万円の費用が必要とされています。それだけの費用を負担するのは、社会人でも厳しいと言わざるを得ません。
特に何度も面接をしていると、それだけで負担が大きくなり志望度が下がることも。オンラインでの面接など、地方の学生に寄り添った採用活動をする必要があります。
これらのことから、都市部の企業が地方の国立大学生を採用するには、学生に寄り添った対応が求められます。
就活の情報格差がある
地方と都市部ではどうしても就活の情報格差が生じてしまいます。特に意識しておきたいポイントが、東京一極集中の現状です。
大手企業が軒並み東京に集中していることもあって、都心に近い国立大学ほど就活の情報面で有利な状況にあります。
そのため地方大学生は、わざわざ東京で就職するくらいなら地方の優良企業で就活をします。
インターンシップへの参加も考えると更に顕著になります。研究室からの推薦といった理系独自の就活以外は、どうしても情報格差が生じてしまうのです。
地方の国立大学生を採用する際は、この格差を埋めていかなければなりません。
地方の国立大学生を採用できた事例2選
地方の国立大学生が地方に有利だからといって、全く採用できない訳ではありません。ここからは都市部にありながら採用に成功した事例を2選紹介します。ぜひ参考にしてください。
ケイミュー株式会社
ケイミュー株式会社は、主に屋根材と外壁材の研究開発から販売までを事業としている企業です。採用において、理系の技術職かつ工学的な要素を持った学生の母集団形成ができていないことが課題でした。
ナビサイトでの告知やイベント参加を中心に採用をしていましたが、コロナ禍もあって母集団形成が更に難航。そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入します。
自社が求める学生へ直接オファーする採用方法へと切り替えたところ、学生との接点を増やすことに成功しています。更にこれまで接触できなかった地方の学生のアプローチにも成功。
面談を通じて自社に興味を持ってもらえ、全く採用実績のなかった地方の国立大学の学生を採用するに至っています。
参考記事:「新たなターゲット層の獲得に成功!学生との相互理解にも貢献」
フジクリーン工業株式会社
フジクリーン工業株式会社は、浄化槽メーカーのパイオニアとして国内トップクラスのシェアを誇る企業です。採用面においては地元以外の学生と出会えず、母集団形成が課題でした。インターンシップを実施してもマンパワーが足りず、採用までに繋げられずにいたのです。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。限られたマンパワーを使って採用活動を実施します。
浄化槽というニッチな製品を取り扱っているため、興味を持ってくれる学生に直接アプローチできる部分が効果を発揮。これまでアプローチが難しかった地方の学生と出会うことができ、内定に成功しています。
ダイレクトリクルーティングで接点のなかった地方にアピールできた良い事例です。
参考記事:「アプローチすることが難しかった地方の優秀な理系の学生に内々定を出すことができ、効果を実感」
地方の国立大学生を採用する際に意識したいポイント
地方の国立大学生を採用するには、意識したいポイントがあります。都市部の学生と違う価値を提供することで、一気に採用しやすくなるでしょう。
特に以下の3つのポイントは必ず意識してください。
- オンラインを活用する
- OB・OGを活用する
- 地方ならではの熱量を理解する
オンラインを活用する
地方の国立大学生は、都市部の学生よりも就職活動で多くの費用が必要です。オンラインを活用して負担を減らしましょう。面談・面接には積極的にオンラインを導入してください。
コロナ禍以降、オンライン上での面談・面接が増えてきています。移動費・宿泊費の負担が大きい地方の国立大学生にとっては、非常に良い流れです。
一方で完全にオンライン化するのも良くありません。
- 相手の立ち居振る舞いがわからない
- 実際に会うまで人となりがわからない
- お互いの表情を読み取りづらい
- 通信障害や接続障害といったトラブルが起こる
- グループディスカッションや集団面接がやりにくい
- 面接時の様子を観察できない
このように生で会えないからこそのデメリットも多くあります。人柄も掴みにくいため、本来なら採用しないはずの人材を採用してしまうことも。1度くらいは実際に会うといった対策は必要になるでしょう。
学生としても自分が実際に働く姿を想像できないため、対面面接は重要です。全てをオンライン化しないようにしてください。
OB・OGを活用する
既に社内に地方の国立大学のOB・OGがいる場合は、学生を紹介してもらうこともおすすめです。後輩はもちろん、理系なら所属していた研究室を紹介してもらうのも良いでしょう。人脈を利用して地方の国立大学生を採用する形です。
大学とのコネクションを作れれば、関係性構築にも活かせるため一石二鳥の効果が期待できます。一方で、採用できなかった場合は信頼関係が悪化する可能性も。
全く繋がりのない状況からの採用とは大きく違うため、積極的に活用することをおすすめします。
地方ならではの熱量を理解する
地方と都市部では、国立大学生の就活における熱量が全く違います。特に、地方では公務員への信頼が厚い傾向にあります。地元の大手企業以上になるほどです。
また地元にいる学生は、そのまま地元で働きたいと考えている層も一定数います。そうした層は公務員へ就職する傾向が強くあります。そのため、就活に関する行動の時期も違うのです。
都市部の国立大学生が早期インターンシップに参加している間、地方の国立大学生は学業や公務員試験に励んでいるケースが多くあります。
公務員が持つ「安定」というステータスは大きな魅力です。就活に関して目指すものがそもそも違うため、都市部と同じ感覚で採用活動をしていては採用が難しいでしょう。
地方の国立大学生を採用する際は、まず都市部との熱量の差を理解しておく必要があります。
地方の国立大学生を採用するのにおすすめのツール
地方の国立大学生は、全く採用できないわけではありません。魅力的な企業であれば都市部でも就職したいと考えている面もあります。そのため重要となってくるのは、地方の国立大学生を採用できるツールの選択です。
本記事では以下の2つをおすすめします。ナビサイトと併用して活用することで、大きな効果を得られるでしょう。
- 新卒紹介サービス
- ダイレクトリクルーティング
新卒紹介サービス
地方の国立大学生を採用するなら、新卒紹介サービスを使いましょう。成果報酬型の採用システムのため、採用できなかった場合のコストがかからないのが魅力です。ピンポイントに採用したい場合に活用したい採用方法となっています。
自社が求める人物像を伝えるだけで、担当のエージェントが登録者から最適な人材を紹介してくれます。採用担当者は待っているだけなので、他の業務に取りかかれるのも強みです。
一方で、以下のデメリットがあります。
- 1人あたりの採用コストが大きい
- 採用のノウハウが育たない
中でも自社の採用担当者のノウハウが育たないデメリットは大きいと言わざるを得ません。中長期的なスパンで見た際に、マイナスとなる可能性があります。
他の採用方法と併用して活用してください。
ダイレクトリクルーティング
近年注目を集めているダイレクトリクルーティングもおすすめです。自社が求める人材に直接アプローチするため、攻めの採用とも呼ばれています。ターゲットを具体化しておくことで、ミスマッチを防ぐ効果にも期待できます。
ダイレクトリクルーティングでは企業の規模・知名度は関係ありません。自社にマッチする人材に直接アピールできるので、地方の国立大学生を採用する際に強い味方になってくれます。
中でも理系採用なら『TECH OFFER』がおすすめです。自動オファー機能を使えば、少ない人数で効率的な採用活動ができます。採用も担当者が行うため、ノウハウもしっかり育てられます。
メリットが非常に大きい採用方法なので、ナビサイトなどと併用して活用することをおすすめします。
地方の国立大学生を採用するならダイレトリクルーティングの『TECH OFFER』
地方の国立大学生は採用が難しいとされています。その理由は、地元における信頼感が厚いためです。地元の優良企業や公務員に就職を決めることが多く、採用は難航するでしょう。
採用する場合は、企業側でもある程度の配慮が必要です。特に活用していきたいのが、オンラインを使った面談・面接。地方からだとどうしても移動費・宿泊費がかかってしまうため、学生にとって大きな負担となります。それらを軽減するだけでも企業に向ける印象は大きく変わります。
同時にナビサイト以外の採用方法も活用しましょう。特におすすめなのがダイレクトリクルーティングです。『TECH OFFER』なら自動オファー機能を使って地方の国立大学生へ直接アプローチできます。関係性構築にも強い味方となってくれるでしょう。地方の国立大学生を採用したいと考えている方は、ぜひ1度お気軽にご相談ください。