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「企業認知度を向上させたい」「企業認知度の向上のためにブランディングを考えているが、コツを知りたい」
そのように考えている採用担当者は多くいます。この記事では、採用時に取り入れたい企業認知度向上のためのブランディングについて解説します。
結論、企業認知度をブランディングするには発信方法が重要です。ブランディングを考えた際に知っておきたい「ブランディング向上の方法」や「意識したいコツ」について紹介します。
企業認知度のブランディングには2種類ある
マーケティングにおいてブランド認知は、単なる知名度ではありません。ブランドがどのようにイメージされるかが大切です。採用に置いても同じ。企業認知度を向上させるには、まず以下の2つを覚えておきましょう。
- ブランド再認
- ブランド想起
ブランド再認
ブランド再認とは、そのブランドが市場に存在することを、どの程度まで消費者が認識しているかを示す指標です。
消費者がブランドロゴや商品、広告などのブランド要素に触れた際にブランドを判別できる状態を指します。車についている王冠のマークを見て、クラウンを思い出すようなものです。
マーケティングでは、ブランド再認はあるカテゴリーにおいてブランドの総認知度を測るために使います。
ブランド想起
ブランド想起とは、消費者がカテゴリーや概念からブランドを想起できる状態を指します。ブランドが属しているカテゴリーと、どの程度関連しているかを評価することができます。
ロゴやCMのように直接的な情報ではなく、より広義なぼんやりとした情報からでもブランドをイメージできる状態です。車と聞いてTOYOTAを思い浮かべる行為が該当します。
ブランド再認の次に目指すブランディングの段階です。
採用で企業認知度のブランディングに関わらず成功した事例2選
企業認知度のブランディングには、多くの企業が取り組んでいます。ここからは実際にブランディングに取り組んで成功した事例を紹介します。ぜひ参考にしてください。
日本モレックス合同会社
日本モレックス合同会社は、接続用の電子部品であるコネクターを製造・販売する企業です。BtoB事業を中心としている世界企業でもあります。
そんな日本モレックス合同会社が課題としていたのが、学生からの知名度の低さでした。BtoB事業に加え外資系企業であったために認知度が低く、接点をなかなか作れなかったのです。ナビサイトや合同説明会のような待ちの採用では、思うように結果が出ない状態でした。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入し、自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
『TECH OFFER』を自社イベントやインターンシップへの参加を促す形で活用し、参加者には書類選考免除という特典も付けました。結果、求める人材の採用を成功させただけでなく、認知度向上にも成功しています。
参考記事:検索機能の活用により、自社へのマッチ度が高い学生へのアプローチに成功!
オーエスジー株式会社
オーエスジー株式会社は、タップやドリル、エンドミルなどの切削工具を製造・販売している企業です。
そんなオーエスジー株式会社が課題としていたのが、県外の学生の採用。地元の愛知県では知名度があるものの、県外はほとんどなかったのです。特に旧帝大などの国公立大の学生は選考を受けてくれない状態でした。
ナビサイトに登録したり合同説明会に参加しても結果は芳しくなく、思うように採用ができない状態が続いていました。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。オファー型の採用に切り替え、自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
導入1年目にして効果が高く、採用課題に関しては一気に解消されました。今まで応募がなかった高学歴の学生から、多数応募を集めることに成功しています。
更に、好意を持ってくれた学生が同じ研究室の友人や後輩を紹介してくれるなど、ポジティブな印象を持ってくれるように。採用とともに企業認知度の向上にも成功した事例です。
参考記事:利用開始1年で高学歴学生の内定多数!地元以外の学生からも多数の応募を獲得
企業認知度のブランド力を向上させるための方法
企業認知度のブランド力を向上させるには、いくつか方法があります。企業によって異なる部分はありますが、以下の3つは共通して効果的な方法です。
- ロゴの作成・改善
- キャッチコピーの作成・改善
- ブランディング広告を打つ
ロゴの作成・改善
企業認知度のブランド力向上には、ブランドロゴが重要です。ブランド再認を最初のステップとして進めましょう。
ブランドロゴは、ブランドと強い結びつきがあります。ブランドの顔と言ってもいいものです。世界的企業を含め、多くの企業がブランドロゴを採用しています。
ブランドロゴが無い企業は、消費者に企業の顔を覚えてもらうためにも作成しましょう。消費者がブランドロゴを覚えてくれれば、将来的に採用時にも役立ってくれます。
キャッチコピーの作成・改善
ロゴと同じくキャッチコピーも作成します。耳に残りやすいものであるほど、消費者に覚えてもらいやすいためです。例えば以下があります。
- やっちゃえ日産:日産
- No MUSIC NO LIFE:タワーレコード
- 明日の空へ、日本の翼:JAL
どれも1度耳にすると記憶に残るものばかりです。作るとなると難しいように思えますが、以下に注目してみてください。
- インパクト
- 語感
- サービスの価値
- 自社の強み
- シンプルな言葉
- 具体的な数字
これらが入っていると、記憶に残りやすくなります。
キャッチコピーを作ることによって中長期的にメリットがあるため、ぜひ作っておきましょう。作成が難しい場合は、専門ライターに依頼する方法もおすすめです。プロの視点で良いキャッチコピーを作成してくれます。
ブランディング広告を打つ
ロゴやキャッチコピーを作成したら、次はブランディング広告を打ちます。ブランディング広告は、ロゴやキャッチコピーを世の中に浸透させるための手段だからです。
以下の2種類があります。
- オフライン型のブランディング広告
- オンライン型のブランディング広告
オフライン型のブランディング広告
オフライン型のブランディング広告は、建物や公共交通機関などで良く目にする広告です。費用はかかりますが、多くの人の目に触れるメリットがあります。代表的なのは以下の広告です。
- マスメディア広告
- 交通広告
- 屋外広告
- 看板
- 大学内広告
- 協賛
採用のターゲットにする学生であれば、大学内での広告や、親和性の高いスポーツ競技に協賛するといった方法が良く取られています。
オンライン型のブランディング広告
オンライン型のブランディング広告は、インターネット上で配信する広告のことです。国民の8割以上がスマホを持つ世の中になった今、学生にアプローチする方法として効果に期待できます。広告の種類も多く、以下の5つが代表格です。
- バナー広告
- SNS広告
- 動画広告
- リスティング広告アフィリエイト広告
SNSを運用しているのであれば、採用と絡めてより効果的な施策を打ち出すことも可能でしょう。
オンライン広告は、広告を表示させたい属性を細かく絞れるため、ピンポイントに欲しい人材へアピールさせたい場合にすることをおすすめします。
企業認知度のブランディングをするコツ
近業認知度をブランディングする際、闇雲にしていては意味がありません。コツを抑えてブランディングをすることで、大きな効果を得られます。特に以下の3つは重要です。なるべく意識しましょう。
- ブランドコンセプトを確立させる
- 情報発信に最適なチャネルを見つける
- ブランド調査をする
ブランドコンセプトを確立させる
企業認知度のためにブランディングをするのであれば、ブランドコンセプトの確立は最重要課題です。これが曖昧だと、注目を集めてファン化させることは難しいでしょう。自社ブランドをどのような方向に持って行くのかを明確にすることで、目指すべきゴールが見えます。
この際、競合他社を参考にしすぎないようにしてください。想定していないコンセプトに落ち着く可能性があります。似すぎていると競争も発生してしまうでしょう。他社とは一線を画すようなブランドコンセプトが大切です。
情報発信に最適なチャネルを見つける
ブランドコンセプトが確立しているのなら、ブランディング情報を発信するのに最適なチャネルを見つけると良いでしょう。特にSNSがおすすめです。新卒採用に活かす場合に効果的に活用できます。
SNS運用で注目したいのが、利用者率です。ターゲットとするユーザーが最も多いSNSを選んでください。
Webはユーザーの属性が細かく分かります。最も効果的な年齢層のチャネルにブランディング情報を決め打ちすることで、効果に期待できます。
ブランド調査をする
現在の客観的なブランド力を知るために、ブランド調査の実施も大切です。今の認知度がわかれば、対策を考えられます。調査方法は、以下の3つのどれかを選べば良いでしょう。
- Web調査
- 街頭調査
- 郵便調査
中でも最も手軽に実施できるのが、Web調査です。採用であれば、求職者にさりげなく自社について聞いてみてください。
ブランド調査を実施することで、自社の強みと弱みが明確に分かります。採用ブランディングをする際に役立ってくれるため、定期的に実施することをおすすめします。
企業認知度のブランディング向上に活用するならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
企業認知度とブランディングは、企業にとって大切なマーケティングです。採用のみならず、様々な場面で大きなメリットがあります。
効果的なブランディングのためには、まず自社のイメージを消費者に定着させなければなりません。SNSや広告を積極的に活用しましょう。
採用時に企業認知度で困っているならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』がおすすめです。企業認知度に関係なく欲しい人材にアプローチできるため、ブランディングした魅力を直接伝えられます。ぜひ一度お気軽にご相談ください。