【企業向け】短期インターンシップの作り方|成功させるポイントや事例も紹介

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【企業向け】短期インターンシップの作り方|成功させるポイントや事例も紹介

新卒採用が早期化する中で、インターンシップは学生と出会うための重要なイベントです。特に最近は、日程が調整しやすく気軽に参加できる短期インターンシップに人気が集まっています。

一方で、採用担当者の中には「何をさせれば良いのかわからない」「やってみたけど採用にはつながらない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。短期インターンシップの限られた時間で自社の魅力を十分に伝え、志望度を高めてもらうには工夫が必要です。

本記事では、短期インターンシップを成功させるポイントや、人気の高いインターンシップの事例をご紹介します。インターンシップの企画にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

短期インターンシップとは

インターンシップは、実施期間によって次の3つのタイプに分けられます。

【短期インターンシップ(1DAYも含む)】
1日〜5日程度で実施されるインターンシップです。内容としては、会社説明会や社員との座談会、職場見学、簡単なグループワークなどが中心になります。

【中期インターンシップ】
1週間〜1ヶ月程度で実施されるインターンシップです。短期インターンシップで行われる内容の他に、本格的なグループワークとプレゼンテーションをしたり、実際に職場で業務を体験したりする時間が加わります。

【長期インターンシップ】
長期インターンシップは少なくとも1ヶ月以上行われるもので、長ければ1年以上にわたることもあります。多くの場合アルバイトのように給与が支給され、社員の仕事をサポートする形で実務に携わるのが特徴です。

上記3つのインターンシップのうち、最も多くの学生が参加しているのは、1DAYを含む短期インターンシップです。日程調整がしやすく、気軽に参加できるのがメリットと言えます。一方で、企業にとっては、限られた時間で有意義な内容にしなければならないという難しさもあります。

短期インターンシップの事例

ここでは、学生に人気のある短期インターンシップの事例をご紹介します。どの企業も学生が参加したくなる仕掛けがされているので、ぜひ参考にしてください。

  • 凸版印刷株式会社
  • 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  • 株式会社サイバーエージェント

凸版印刷株式会社

凸版印刷では、これまでに1DAY・2DAYS・4DAYSなどさまざまな短期インターンシップを実施してきました。4DAYSでは4日間のうち2.5日間は職場実習の時間を設けられており、現場の雰囲気をじっくり味わえるのが特徴です。

しかし、ここ最近はコロナ禍の影響でインターンシップもオンライン開催となっています。当初はオンライン化により志望度が薄れることを懸念していましたが、多くの地方学生にも参加してもらうことができ、結果的に地方の国公立学生の採用が増えたそうです。

同社の採用活動では、インターンシップを含めて早期に学生と接点を持つことに力を入れています。限られた人員で効率良く運用するため、ダイレクトリクルーティングには自動化の仕組みがある『TECH OFFER』を活用するなど工夫しています。

凸版印刷の取り組みについては、こちらの記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

参考:専門性を持った学生を採用でき、効果を実感。リクルーターに似た運用を行うことが出来る

株式会社みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループには「リアルバンカーズインターンシップ」という短期インターンシップがあります。3日間の日程で行われるのですが、最大の特徴は法人営業として本物の顧客を相手にプレゼンする機会があるという点です

1チーム5〜6人で担当する顧客の情報収集や分析を行い、顧客の役員陣を相手にプレゼンしたうえで、最後はフィードバックまでもらうという内容です。もちろんメンターとして社員がついていますが、営業職のリアルを追求した内容となっており、学生にも好評とのことです。

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントには、ゲームクライアント向け開発型インターンシップの「プロトスプリントリーグ」という短期インターンシップがあります。3日間でお題に沿ったゲームをチームで開発し、総合的な完成度の高さを競うというものです

ゲーム開発に一定の知識がある学生を対象とした専門的な内容となっており、実際に現場で活躍するエンジニア社員からフィードバックがもらえます。また、優秀者には特典としてエンジニア採用選考の1次面接・2次面接が免除されることになっており、ゲーム業界を目指す学生にとっては非常に魅力的なインターンシップです。

短期インターンシップを成功させるポイント

どの企業も工夫を凝らした内容で実施しているインターンシップですが、成功させるためには押さえておくべきポイントが3つあります。

  • 目的やターゲットを明確にする
  • 職場の雰囲気を伝える
  • フィードバックをする

それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。

目的やターゲットを明確にする

インターンシップを成功させるためには、企画の段階で目的とターゲットを明確にしておくことが大切です。例えば、大勢の学生に自社を知ってもらうことが目的なのか、それとも特定のスキルを持つ学生を自社の選考に誘導することが目的なのかによって、プログラムの内容も変わってきます。先ほどご紹介したサイバーエージェント社のゲーム開発のインターンシップの例が、後者にあたります。

職場の雰囲気を伝える

インターンシップでは、職場の雰囲気を伝えることも重要です。ある就活サービス会社が実施したアンケートでは、就活生がインターンシップにエントリーする理由として「興味のある業界を知りたいから」「視野を広げたいから」「会社の社風を知りたいから」がトップ3にあがっています。また、学生は複数のインターンシップに参加することで、業界や各企業の雰囲気を比較していることも分かっています。

これらをふまえると、ただ座って一方的に説明を聞く形式のインターンシップよりも、実際に現場を見たり、社員と交流したりして職場の雰囲気を体感してもらう方が、学生の満足度は高いと言えます。

フィードバックをする

インターンシップでは、学生にフィードバックすることも大切です。就活中の学生は、自分が社会人から見てどう見えているのか、自分のスキルは企業で通用するのか、といった評価を知りたいと思っています。

ワークショップや業務体験などを行う場合は、良かった点や社会人の目から見たアドバイスを具体的に伝えるようにしましょう。学生に対して、改善点を伝えるのは勇気のいることかもしれません。その場合は「ダメだった」という結論だけでなく「こうするともっと良くなる」と具体策を添えたり、他に良かった点とセットで伝えたりすると、ポジティブに受け止めやすくなります

短期インターンシップの作り方

ここからは、短期インターンシップの作り方を解説します。

  • 目的を決める
  • ターゲットを決める
  • 自社の強みを整理する
  • プログラムを作る

インターンシップが成功するかどうかは、企画と準備にかかっていると言っても過言ではありません。当日の運営と同じぐらい大切な部分なので、しっかり確認しておきましょう。

目的を決める

はじめに、インターンシップの目的を決めます。「なるべく大勢集めたい」「スキルの高い学生も呼びたい」「選考にもつなげたい」…と盛りだくさんになりがちですが、あまり目的を詰め込み過ぎると、軸がブレてしまいます。優先順位をつけて、目的を絞りましょう。

ターゲットを決める

次に、ターゲットとなる学生の層を決めます。よく「良い学生に来てほしい」と言いますが、この場合の「良い学生」は、企業によって中身が違います。学年、学部、スキル、どのような志向性を持つのかなど、細かく言語化しておくことが必要です。

自社の強みを整理する

インターンシップでは、自社の強みを学生に伝えることが大切です。まずは自社の強みについて、仕事内容、給与、労働環境、福利厚生、社風などの観点から整理してみましょう。

その上で、ターゲットとなる学生が知りたいことは何かを考えます。自社が言いたいことではなく、学生が知りたいことに焦点をあてて伝えることが大切です。

プログラムを作る

最後にプログラムを作成します。コンテンツの例としては、次のようなものがあります。ここまで検討してきた「目的・ターゲット・自社の強み」を念頭に、最も効果が出るコンテンツを選びましょう。

【コンテンツ例】

  • 会社説明
  • 職場見学
  • 社員との座談会
  • グループワーク
  • プレゼンテーション
  • 業務体験

実施するコンテンツが決まったら、タイムスケジュールもなるべく細かく設定します。座談会や職場見学で協力してもらう社員には、インターンシップの日時だけでなく目的や全体像も共有しておきましょう。会社一丸となって学生を受け入れることが、インターンシップ成功の秘訣です。

理系学生へのアプローチなら『TECH OFFER』

短期インターンシップは気軽に参加できるため学生に人気のスタイルです。一方で、企業にとっては限られた時間で自社の魅力を伝えるという難しさもあります。短期インターンシップを実施する際は、目的やターゲットを明確にし、職場の雰囲気が十分に伝わるプログラムを意識しましょう。

理系学生にアプローチしたいとお考えの方には、ダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』がおすすめです。理系の技術キーワードや研究室で学生を検索できるため、求める人材に直接アプローチできます。また、手間のかかるオファー配信もほぼ自動化されており、工数を大幅に削減できるのがメリットです。

採用ツールをうまく活用しながら、インターンシップを成功させましょう。

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