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「PULL型採用とPUSH型採用って何が違うの?」「どっちを活用したらいいの?」
そのように考えている採用担当者は多くいます。この記事では「PULL型採用とPUSH型採用」について解説します。
PULL型採用とPUSH型採用はそれぞれ効果が異なるため、併用する方法がおすすめです。採用の際に知っておきたい「PULL型採用とPUSH型採用のメリット・デメリット」や「おすすめ採用ツール」まで紹介しています。
PUSH型採用のダイレクトリクルーティングを提供している『TECH OFFER』だからこその、知っておきたいポイントばかりです。ぜひ参考にしてください。
PULL型・PUSH型とはプロモーション手法のこと
PULL型採用とPUSH型採用について知る前に、まずはその大本となったPULL型・PUSH型について知っておきましょう。
両者とも元来マーケティング用語です。それぞれ、どのような違いなのか詳しく解説します。
PULL型
PULL型とは、ユーザー側から企業にアプローチする方法です。インバウンドとも呼ばれています。ユーザーが能動的に企業の商品やサービスの情報を得て、購入します。以下が代表格です。
- リスティング広告
- SEO
- 口コミ
- 展示会
- セミナー
PULL型は、ユーザーが興味のある分野について情報を探している場合に大きな効果を発揮します。
採用の手法では、PULL型が基本です。求人情報を掲載するナビサイトやハローワークもPULL型に該当します。
PUSH型
PUSH型とは、商品・サービスを提供する企業からユーザーに対してアプローチする方法です。企業から自主的に情報を発信します。ユーザーは企業から与えられた情報を受け取る形です。以下が代表的なものとなります。
- SNS採用
- ダイレクトリクルーティング
- 人材紹介
- ヘッドハンティング
応募者の望む望まないに限らず、企業側からの情報を受動的に受け取ります。採用の際に効果的な効果を発揮するのは、ダイレクトリクルーティングです。
PUSH型採用のダイレクトリクルーティングで採用に成功した事例2選
従来のPULL型採用からPUSH型採用に切り替え、採用に成功した企業は多くあります。その中から成功事例を2件紹介します。ぜひ参考にしてください。
ケイミュー株式会社
ケイミュー株式会社は、屋根材と外壁材の研究開発から販売までを事業として取り組んでいる企業です。高品質な外壁建材の提供を行っています。
そんなケイミュー株式会社が課題としていたのは、理系の技術職かつ工学的な要素を持った学生の母集団形成でした。PULL型の採用をメインにしていましたが、狙った学生にアプローチできずにいたのです。
そこでPUSH型の採用であるダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。自社が求める人材に直接アプローチを開始します。
学生にオファーを出すだけでなく、個別の面談やインターンシップ参加を打診し、コミュニケーションツールとしても活用しました。結果、採用実績のなかった地方国公立大学の採用に成功しています。
参考記事:「新たなターゲット層の獲得に成功!学生との相互理解にも貢献」
伸和コントロールズ株式会社
伸和コントロールズ株式会社は、バルブや精密温調装置のメーカーです。半導体製造を中心に、多岐に渡る分野に高品質な製品を提供しています。
そんな伸和コントロールズ株式会社が抱えていた課題は、自社にマッチした人材の採用です。PULL型採用を利用して様々なイベントに出てみたものの手応えがなく、募集しても人材がなかなか来ない状態でした。
そこでPUSH型採用であるダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。自社が望む人材に直接アプローチを開始します。
結果、これまで応募がなかった有名大学の理系学生からも応募があり、面接の機会が増えました。
PUSH型の採用に切り替えて成功した事例です。
参考記事:「全国の学生にアプローチ!これまで出会えなかったターゲット学生の母集団形成に成功」
PULL型採用とPUSH型採用のメリット・デメリット
PULL型採用・PUSH型採用に優劣はありません。それぞれ違ったメリット・デメリットがあります。
両者の良い部分と悪い部分を、詳しく見てみましょう。
PULL型採用のメリット
PULL型採用は、ナビサイトのように以前からよく利用されている採用方法です。以下のメリットがあります。
- 効率的に多くの人材にアプローチできる
- 応募者が自分から探しているため志望度が高い
- 選考や内定の辞退率が低い
求人情報を掲載して、興味を持った人材を広く集める手法です。そのため、多くの人材に効率的にアプローチできます。自分から情報を探して応募する性質上、志望度が高い点も特徴です。
PULL型採用のデメリット
PULL型採用には以下のデメリットがあります。
- 自社のファン以外にリーチしにくい
- 大量応募に対する時間的・労力的なコストがかかる
PULL型採用は、その性質上、大量の人数にリーチするには自社の魅力が大きく影響します。大企業に人が集中するのはそのためです。
規模に関係なく同じ土俵に求人情報を掲載する以上、採用の難易度は上がります。大人数から応募があった場合の、時間的・労力的なコストも相応に必要です。
PUSH型採用のメリット
PUSH型採用は、企業から欲しい人材に直接アプローチする手法です。以下のメリットがあります。
- 自社の企業ブランド以上の人材を採用できる可能性がある
- 自社のファン以外にもリーチできる
ターゲットへの直接的なアプローチが基本となるため、認知度に関係なく採用活動ができます。自社を知らない層にもリーチできることから、企業の規模にも左右されない点もメリットです。
PUSH型採用のデメリット
PUSH型採用には以下のデメリットがあります。
- 応募者の志望度は低い傾向にあり、辞退率が高め
- きめ細かいフォローによる動機づけや引き留めが必要
応募者は自分で情報を探していないため、PULL型採用と比較すると志望度は低くなってしまいます。選考時にも適切にフォローし、動機づけは引き留めが必要となるでしょう。
総じて、採用担当者の採用力が問われる方法です。
PULL型採用・PUSH型採用別のおすすめ採用ツール
PULL型採用・PUSH型採用は、それぞれの特徴を理解した上で使い分けることが大切です。ここからは、PULL型・PUSH型に分けて、おすすめの採用ツールを紹介します。
PULL型の採用ツール
PULL型の採用ツールは、情報を掲示して待つタイプの採用方法を取ります。以下の3つがおすすめです。
- ナビサイト
- 採用サイト
- 会社紹介の動画
ナビサイト
定番ですが、ナビサイトは利用しましょう。多くの人材にリーチできるのは、ナビサイトの大きな魅力です。
近年はスカウト機能が搭載されたサービスもあるため、利用するとより効果的な採用ができます。
採用したい人材が決まっているのなら、特化型のナビサイトの利用もおすすめです。特定の分野に興味のある人材しか登録していないため、総合的なナビサイトと比べて求人情報が埋もれにくい特徴があります。
採用サイト
企業が自社の採用情報を発信する採用サイトもおすすめです。自社に興味のある学生が情報収集として活用してくれます。
ナビサイトと違い、好きなようにデザインできる点も魅力です。自社らしい採用サイトを作れば、求職者を惹きつけられます。応募フォームもセットで作り、導線を設置しましょう。
詳細は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
採用サイトの作り方を5ステップで解説|ポイントや参考になるサイトも紹介
会社紹介の動画
隙間時間に会社情報を知れる紹介動画もおすすめです。スマホを使って簡単にアクセスできる点が魅力となっています。文章や写真だけでは伝えられない魅力を、以下のようなコンテンツとして発信できます。
- 社員のインタビュー動画
- 社内見学ができる動画
- 採用説明の動画
動画からでしか伝わらない要素を入れることがポイントです。オンライン選考と合わせて活用しましょう。
採用動画に関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ確認してください。
【2023年最新】採用動画のトレンドとは | 事例と意識したいポイントも解説
PUSH型の採用ツール
PUSH型採用は、企業から情報を発信して求職者にアプローチする方法です。中でも以下の2つは大きな効果を発揮します。
- SNS
- ダイレクトリクルーティング
SNS
PUSH型採用で使うツールとしておすすめなのが、SNSです。ソーシャルリクルーティングとも呼ばれます。特に以下が採用で使いやすいサービスです。
- LINE
- X
- YouTube
各ツールは低コストで運用できるため、企業・求職者ともに気軽に導入できます。魅力的な情報を発信すれば、大きな効果を発揮するでしょう。
SNSを使っての採用方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。
SNSを使った就活生へのアピール方法とは? | SNSの利用状況やオススメの採用ツールも紹介
ダイレクトリクルーティング
PUSH型の採用としてダイレクトリクルーティングもおすすめです。サービスに登録している人材に、自社から直接アプローチをかけられます。サービスごとに差異はあるものの、属性を細かく設定できるほどターゲット設定をしやすい傾向にあります。
採用工数が増えるデメリットはありますが、『TECH OFFER』のようにオファー機能を自動化するものであれば負担の軽減は可能です。
自社が欲しい人材に決め打ちをするのであれば、効果的な手法となっています。
PULL型採用・PUSH型採用で利用するならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
PULL型採用・PUSH型採用の違いは、採用方法にあります。どちらもメリット・デメリットがあるため、併用すると効果的です。
PUSH型採用で理系の人材を採用するなら、理系採用に特化したダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入してみましょう。細かくターゲット設定ができるので、自社が欲しい人材にピンポイントにアプローチできます。
『TECH OFFER』では、25卒のアンケート結果から見るダイレクトリクルーティングの効果と成果を上げる秘訣を解説しています。ぜひ以下からダウンロードしてください。