理系採用を成功させるノウハウとは|プロセス・地方別にくわしく解説

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理系採用を成功させるノウハウとは|プロセス・地方別にくわしく解説

テクノロジー分野の発展により、ITや数字に強い人材である「理系学生」の採用需要が高まっています。

しかし、理系学生の数が減少傾向にあることや理系学生特有の就活事情により、理系学生の採用は難しくなっています。
理系学生を採用するためには、市場の動向に合わせた採用ノウハウを実践することが重要です。

そこで本記事では、理系採用を成功させるノウハウを解説します。
選考プロセスごとのポイントや地方採用を成功させるコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

理系学生の特徴とは|理系学生が注目される理由

理系学生が注目される理由として、理系学生ならではの特徴が挙げられます。
さっそく詳しく見ていきましょう。

論理的思考力が高い

1つ目の特徴は「論理的思考力が高いこと」です。理系学生は研究活動を行う中で、「問題提起」「仮説を立てる」「実験・検証」「結果分析」「改善」といったフローを行います。問題を解決するためには、PDCAサイクルを回して要因を検証する必要があるため、論理的思考力が求められます。

このような論理的思考力はビジネスシーンにおいても重要です。
ビジネスシーンではお客様のお困りごとを解決したり、社内業務のミスを減らしたりと、さまざまな業務で問題を解決しなくてはなりません。
論理的思考力が備わっていることで、問題解決能力が高く、成果に貢献できる人材であることが期待されるのです。

数字に強い

2つ目の特徴は「数字に強いこと」です。理系学生の主要な学部として、理学部・工学部・農学部・医学部・薬学部などがあり、数字を扱う機会が多いことが見て取れます。

数字に強い人材であれば、システム分野やテクノロジー分野などの技術的な業務から、財務や経営企画といった事業に関する業務まで幅広く対応することができます。数字を用いて現状を分析・改善できることが数字に強いことの魅力です。

理系学生の採用が難しいと言われる理由

多様な業界のDX化に伴い、理系学生の採用需要が高まっていますが、同時に採用の難易度も高まりつつあります。

この章では、理系学生の採用が難しいと言われる理由を解説します。
主な理由は、以下の4つです。

  • 理系学生の数が少ない
  • 学業との両立で忙しい
  • 大手志向が強い
  • 学校・教授の推薦採用がある

理系学生の数が少ない

引用元:文部科学省「理工系人材育成戦略」

文部科学省「理工系人材育成戦略」によると、平成11年をピークに理系学生数は減少傾向にあります。
全学生数に占める割合も低下してきており、理系学部に進学する学生が減っていることがわかります。
少子高齢化による生産年齢人口の減少や、理科離れ問題が背景となり、理系学生数が減少していると言えます。

学業との両立で忙しい

一般的に大学3年生の後半から就職活動が本格化します。
文系学生は論文やゼミ活動のため授業数が少なくなりますが、理系学生は就職活動の本格化と同時期に研究室に所属し始めるため、研究や授業が忙しくなります。
また、学部生であれば、就職活動を始める前に「進学」か「就職」かを選択しなくてはいけません。
時間的な制限や理系学生特有の悩みごとで、就職活動が本格化しにくい傾向があります。

大手志向が強い

画像引用:『【コロナ禍“第三期”の理系就活】23卒は安定重視からのスタート!?4分の3が大手志向、「専門性を活かしたい」約6割』

理系学生の多くは大手志向です。
テックオーシャンが実施したHR総研×TECH OFFER共同アンケートの結果によると、「絶対大手企業に行きたい」「できれば大手企業に行きたい」と答えた理系学生は約78%にも及び、4人中3人が大手志向であることがわかりました。
研究施設や福利厚生の充実度、ブランド力が主な選定理由となっています。

大手企業の募集に理系学生が集中し、偏りが生じてしまうため、理系採用の難易度が高まっていると言えます。

学校・教授の推薦採用がある

就活生が企業の求人に応募する場合が一般的ですが、理系学生には学校・教授の推薦採用があります。
学校・教授の推薦採用は、学校や教授のもとに企業から求人依頼が来て、適した学生を推薦する、というものです。

理系学生が就職先を決めるうえで重視したい点として、「専門性を活かせること」「研究内容との親和性」が挙げられます。そのため、大学や研究室とのつながりから就職先を決めるケースも多く見られます。

【プロセス別】理系学生を採用するポイント

この章では、理系学生を採用するポイントを採用プロセスごとに解説します。

大学と連携する

理系学生を採用するうえで、まず企業を認知してもらうことが大切です。
理系学生が就職先を考える際、大学や研究室とのつながりから企業を知ることがあります。

具体的には、大学での説明会の開催や、研究室と共同で取り組みの実施などです。
理系学生は就職活動に時間を割きづらいので、学校生活の中で企業の認知・理解を深めてもらう機会を設けることが重要です。

<オンラインでの説明会・インターンを開催する

画像引用:PR TIMES『【コロナ禍“第三期”の理系就活】23卒は安定重視からのスタート!?4分の3が大手志向、「専門性を活かしたい」約6割』

就活のオンライン化が進む中、理系学生もオンラインでの就活が主流となっています。
先ほどと同じ、HR総研×TECH OFFER共同アンケートの結果によると、インターンシップに参加者した理系学生の中で、オンラインでは「4社」以上のインターンシップに参加した学生が半数以上いたにもかかわらず、対面では「0社」「1社」の学生が8割を超えています。このことから、理系学生はオンライン就活を重点的に活用していることが伺えます。

オンラインで説明会・インターンを開催することで、移動時間を削減でき、時間や場所にとらわれずに参加することが可能です。また、ネックとなっていた学業との両立もしやすくなります。
理系学生へのアプローチとして、オンラインでの説明会・インターンは効果的であると言えます。

就活支援サービスを活用する

就活支援サービスには、理系学生へのダイレクトリクルーティングが行えるサービスもあります。
ダイレクトリクルーティングサービスでは、データベース上に登録された学生の研究内容やスキルを見て、自社に合いそうな学生に直接オファーを送ることが可能です。
登録された情報から、自社の事業内容と親和性の高い研究をしている学生にアプローチすることができます。

また、学生にとっても、エントリーせずとも企業からオファーを受けられたり、専門性の合った企業からオファーが受けられたりと、さまざまなメリットがあります。

 

【地方別】理系学生を採用するポイント

理系学生は大手志向かつ推薦採用が多いことから、採用の難易度が高い傾向があります。
しかし、都市部に比べて地方の理系学生は採用しやすい可能性があります。

この章では、地方在住の理系学生を採用するポイントを解説します。

広告で知名度を高める

地域での知名度を高めることも効果的な手法です。大手企業でなくても地方での知名度を高めることで、ブランド力を高めることができます。CMや新聞広告などのマスメディアを使った広告から、WebCMやSNSマーケティングなど幅広いアプローチ手法があります。

企業を認知し、魅力的だと感じれば、選考に進む学生数も増加します。
企業の業態やターゲットに合わせて、効果的な広告を活用しましょう。

大学と連携する

大学での説明会や研究室との連携で、理系学生に企業のことを知ってもらう機会を増やすこともできます。
地方学生にとって、都市部の企業や就職活動の情報は手に入りにくいことが多いです。
インターネットが発達したと言えども、情報が回りやすく、感度の高い都市部の学生が有利になってしまうこともあります。

地方大学や研究室と連携して地方学生に向けた情報発信を行うことで、今までアプローチできていなかった学生に対して、情報発信をすることが可能です。地方創生として地方大学の研究室と共同で開発を行うプロジェクト等も浸透してきています。

オンライン採用で地域格差を解消する

オンライン採用を行うことで、地方学生にも選考の機会が多くなります。
対面で選考を行う場合、オンラインにあまり情報が出ていなかったり、選考会場までの交通費がかかったりと、地方学生にとって負担がかさみやすいのが現状です。

オンライン採用を行うことで、これらの負担を解消することができます。地方学生にとって選考の機会を増やせるだけではなく、企業にとってもさまざまな人材と出会える機会を増やすことにつながります。

交通費支給で経済的負担を軽減させる

地方在住の就活生は、交通費や宿泊費などの経済的な負担があるがゆえに、就職先の候補が狭まってしまうこともあります。就職活動をしながらでは、なかなかアルバイトの時間を取ることもできません。

対面で選考を行う場合は、交通費を支給するなど経済的な負担を軽減させることもポイントです。
交通費支給サービスを利用して、都市部に出てきやすい環境を用意することで企業を見てもらいやすくなります。

まとめ|採用支援サービスはTECH OFFERがおすすめ

本記事では、理系採用を成功させるノウハウをご紹介しました。

理系学生の採用の難易度は高まりつつありますが、大学や研究室と連携したり、選考をオンライン化したりすることで効果的な採用を行えます。
また、採用支援サービスの活用もノウハウの1つです。採用支援サービスの導入を検討している方には新卒理系学生に特化したダイレクトリクルーティングツール「TECH OFFER」がおすすめです。
約40,000件の研究室データベースをもとに学生にアプローチできます。

理系学生の採用にお悩みの方は、ぜひテックオーシャンまでお気軽にお問合せください。

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