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「優秀な理系学生を採用したいけれど、方法が分からない…」とお困りではないでしょうか?理系採用を有利に進めるためには、理系採用イベントへの参加がおすすめです。
一言で理系採用イベントと言ってもさまざまな種類があるため、自社の課題にあったタイプのイベントに参加することが、効果的に母集団を形成するカギになります。
本記事では、理系採用イベントの概要について分かりやすく解説します。
参加するメリットとデメリットや、イベントと併用したい採用手法を解説するので、母集団形成に悩んでいる採用担当者はぜひ参考にしてください。
理系採用イベントとは?
ITテクノロジーやインターネットの発達により、あらゆる企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。理系学生はDXの担い手として需要が高まっていますが、そもそもの数が少ないのが問題です。
各企業が理系学生を求めている為、激しい採用競争が起こっています。理系人学生の採用を有利に進めるためには、理系採用イベントに戦略的に参加することが必要です。
まずは理系採用イベントの概要を確認していきます。
理系学生に認知してもらう機会となる
理系学生の多くは、大手志向です。売り手市場である理系採用市場では、当然のことだと言えるでしょう。
知名度が高い大手企業は、リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトへの広告掲載や、自社の採用サイトを活用することで、一定数の母集団を形成可能です。
大手企業に比べて知名度で劣る中小企業は、大手企業と同様の方法だけでは母集団形成が思うように進みません。理系採用イベントに参加することで、大手志向である理系学生に認知してもらえる可能性が高まります。自社の特徴を効果的にPRすれば、理系学生の母集団形成が期待できます。
オンラインでのイベントが増えている
新型コロナウイルスの影響により、各社の採用活動はオンラインが主戦場になっています。
理系採用イベントも例外ではありません。
大きな会場で行っていた理系採用イベントは、ZoomなどのWeb会議システムを使ったオンラインイベントに移行しつつあります。オンラインでの理系採用イベントのメリットは、地方の理系学生にアプローチしやすくなり、これまでよりターゲットを広げられる点です。
もちろん従来のオフラインイベントと同様では成果につながらないため、企画段階から構想する必要があります。これまで理系採用に苦戦していた企業にとっては、やり方次第で大手企業に負けないイベントを企画できるため、導入が加速しているといえるでしょう。
理系採用イベントの種類
理系採用イベントにはオンライン・オフライン問わず、多くの種類があります。ただ単に参加すれば成果が出るものではなく、自社の採用戦略に適したイベントを選ぶことが大切です。
本章では、理系採用イベントの代表的な種類を紹介します。
合同説明会
合同説明会は、理系採用イベントの代表的な存在です。近年はオンラインでの合同説明会も開催されています。
複数の企業が同じ会場に集う合同説明会では、自社のことをまだ知らない学生も含めて、一度に多くの学生とコンタクトを取れるのがメリットと言えます。理系学生に直接会社の雰囲気や魅力を伝えられるため、母集団形成に役立つイベントです。
一方で、合同説明会では、有名企業のブースに理系学生が集まりやすいのがデメリットです。理系学生からの認知度を高めたい企業は、有名企業に埋もれないようにする工夫が必要となります。
複数社による座談会
座談会は、理系学生と自社の社員の交流会です。面接などの選考よりもカジュアルで、先輩社員への質問会のような雰囲気になります。
理系採用イベントの座談会では、1社ではなく複数社が参加する座談会もあります。各社の社員がテーマに沿った話をして、理系学生が質問する方式です。自社の特徴を理系学生に知ってもらえる機会であり、他社との違いをアピールする場にもなります。
合同説明会と同様に、オンラインでの座談会イベントも盛んです。
ターゲット別セミナー
セミナーは、理系学生に対して企業の概要や募集する職種、業務内容、研修制度などを説明するイベントです。近年は「理系限定セミナー」や「大学別セミナー」など、ターゲット別にセミナーが行われるケースが増えています。
自社の採用ターゲットが明確な場合は、積極的に活用したいイベントです。反対にターゲットが定まっていない場合は、開催してもミスマッチが起こりやすいためおすすめできません。
まずは自社でターゲットとなる理系学生のイメージを明確にしましょう。
1on1面談イベント
Zoomなどを活用したオンラインイベントでは、1on1面談が注目されています。1on1面談は、企業の人事担当者と理系学生が個別で話をするイベントです。
複数の企業が参加する場合は、まず各社が自社の概要説明を行います。説明後に参加している理系学生と個別面談をする方式です。企業にとっては、理系学生の考えや特徴を直接確認できる場となります。
しかし、イベントに参加する理系学生は選べないため、自社のターゲットから外れることもあるのがデメリットです。
理系採用イベントに参加するメリットとデメリット
理系採用イベントに参加することのメリットは、自社の認知度を高められることです。しかし、投資した費用の割には成果が出ないなどのデメリットもあります。
本章で、理系採用イベントに参加するメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリット
理系採用イベントに参加するメリットは、以下の通りです。
- 自社の認知度を高められる
- 一度に多くの理系学生とコンタクトが取れる
- 会社の雰囲気を伝えやすい
他にもオンラインの場合は、会場費が掛からないことや地方の理系学生にもアプローチできることがメリットだといえるでしょう。
オンライン・オフライン問わず、理系採用イベントでは多くの理系学生に対してアプローチするため、母集団形成に役立ちます。
デメリット
一方で理系採用イベントに参加することには、デメリットもあります。デメリットは以下の通りです。
- 投資した費用に見合った成果が出ない
- ターゲットをあらかじめ絞れない
- 他社に埋もれてしまう可能性がある
戦略無しに理系採用イベントに参加すると、投資費用に見合った効果が得られない可能性が高まります。理系採用イベントに参加する際は、大手志向である理系学生の特徴を把握することが大切です。
イベント参加と併用したい採用手法
新卒採用の母集団を形成するためには、イベント参加とあわせて他の採用手法も取り入れると、より効果的です。ここでは、イベント参加と相性の良い採用手法を3つご紹介します。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、企業側が学生にアプローチする採用手法です。オファー型採用やスカウト型採用とも呼ばれ、近年導入する企業が増えています。
ナビサイトのように学生が応募してくれるのを受け身で待つのではなく、企業が欲しいと思う人材に確実にアプローチできるのがメリットです。一方で、条件に合う人材を探したり、個別でオファーを送ったりする手間がかかるため、ツール選びには注意が必要です。
ダイレクトリクルーティングについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
【新卒採用ダイレクトリクルーティング活用術】成功事例からポイントを解説
人材紹介
人材紹介とは、企業から求人依頼を受けたエージェントが、企業と求職者の間に立って雇用関係の成立を斡旋するサービスです。中途採用では古くからある採用手法ですが、近年は新卒採用でも普及してきました。
人材紹介を利用することにより、採用活動における工数を大幅に削減できるのがメリットです。しかし人材紹介のコストは高く、一般的には紹介料として採用する人の理論年収の30%前後が必要になるのがデメリットと言えます。
また、選考過程の大半をエージェントに委託するため、求める人物像を正確に共有するための工夫は必要です。
インターンシップ
新卒採用の母集団を形成するためには、インターンシップの実施も有効です。実際、インターンシップを実施する企業のうち30%が、採用目的で実施しているとの調査結果もあります。
インターンシップを実施すると、自社の特徴や現場の雰囲気を肌で感じてもらえ、入社後のミスマッチも防げることがメリットです。ただ、受け入れる側はプログラムを作成したり、付きっきりで指導したりする必要があるため、負担になるという側面もあります。
インターンシップを実施する際は、計画的に、全社を巻き込んで取り組むことが大切です。
インターンシップについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
インターンからの採用を詳しく解説!採用へのポイントや流れも紹介
理系採用なら『TECH OFFER』がおすすめ
理系採用イベントは、多くの理系学生とコンタクトできますが、自社がターゲットとする理系学生に出会えるかどうかは、参加するイベント次第となるのが難点です。
効率良く母集団を形成するためには、イベントに参加しつつ他の採用手法も併用するようにしましょう。中でもおすすめの手法は、ダイレクトリクルーティングです。理系採用に強い『TECH OFFER』には次のような魅力があります。
ターゲットに絞って採用活動が可能
『TECH OFFER』を活用することで、約40,000件の研究室データベースにアクセスできます。登録している理系学生は、技術キーワードと紐づけられており、学生時代に何を専攻していたか一目瞭然です。
自社に必要な技術を持った理系学生にのみ、オファー文を送れるため、ターゲットを絞って採用活動ができます。イベントでは出会えない層の学生もカバーできるのが魅力です。
確実に自社を認知してもらえる
『TECH OFFER』では、ターゲットの理系学生に直接オファー文を送るので、確実に認知してもらえるのが最大の特徴です。理系学生の中には「オファーを受けて、初めて企業のことを知った」という人もおり、大手志向である理系学生に振り向いてもらうためにも有効なことが分かります。
採用活動では、目的に応じた採用手法を使い分けながら、効率化を図ることが大切です。『TECH OFFER』が気になる採用担当者様は、ぜひお気軽にテックオーシャンまでお問い合わせください。