「優秀な理系女性を採用したいけれど、効率的な方法が分からない…。」とお困りではないでしょうか?
リケジョという言葉が有名になったこともあり、近年は理系女性の採用に力を入れる企業が増えてきていると言えるでしょう。
本記事では理系女性を採用するためのポイントについて、分かりやすく解説します。
理系女性を採用したいと考えている採用担当者様は必見です。
理系女性の現状
まずはリケジョと呼ばれる理系女性全体の現状を確認していきましょう。
現状を確認することにより、今後の採用戦略の方向性を決める手助けになります。
増加しているが絶対数は少ない
「男性は仕事、女性は家庭」という考えは既に時代遅れになりました。
働く女性は増加しており、理系女性の数も年々増えています。
大学入学者に占める理系女性の割合は1975年時点では9%でしたが、2015年時点では36%と上昇しているのが特徴です。
理系の中でも理系女性が多いのは薬学や農学の分野であり、機械工学分野と電気・電子工学分野では、まだまだ理系女性が少ないという現状があります。
理系女性の全体数は増加傾向にありますが、特定の分野で見ると絶対数は少なくなっており、企業間での採用競争が激しくなっています。
他国と比較すると割合が少ない
日本は他国と比較すると理系女性の割合が少ないことで有名です。
韓国やイギリス、フランスなどでは理学・工学専攻の大学入学者における女性の割合が30%を超えていますが、日本では17%しかありません。
この水準はOECD(経済協力開発機構)に属する先進国の中でも最低レベルです。
高校生の時には数学などの理系科目の成績が良い女性も多いですが、日本では「女性が理系に進むのはちょっと…。」という偏見もあり、大学進学率に影響していると考えられます。
リケジョという言葉が広まり、少しずつ理系女性の割合が増えてきていますが、まだまだ他国との差はあると言えるでしょう。
理系女性が重視するポイント
理系女性の採用を成功させるためには、理系女性が働く上で重視していることを知っておく必要があります。
理系女性の大切にする働き方について確認していきましょう。
ワークライフバランス
理系女性は仕事とプライベートの両方を充実させたいと考えています。
いわゆるワークライフバランスは男性社員にとっても大切ですが、特に理系女性の場合は自分らしさを大切にできる働き方を望むことが多いと言えるでしょう。
理系女性には結婚や出産、子育てといったライフイベントが多く発生します。
結婚して出産した後でも、理系女性が働きたいと思えるような職場作りをすることが、大切だと言えるでしょう。
産休や育休制度
ワークライフバランスと重なりますが、産休や育休制度が充実しているかどうかも理系女性が重要視するポイントです。
産休は原則として出産予定日の6週間前から取得でき、出産の翌日から原則8週間までは休業する制度で、誰でも取得が可能です。
産休明けに取得する育休については法律で定めがあるわけではありません。
企業独自に育休について規定を設けている場合が多いので、理系女性は特に育休制度が充実しているかどうかを重視する傾向にあります。
育休明けの働き方についても、保育園の送迎に合わせて時短勤務ができたり、子どものイベントに合わせて休暇が取れたりと、理系女性に配慮した制度作りを意識しましょう。
研究開発設備や予算
理系女性は専攻している研究内容を仕事に活かせるかどうかを重視します。
研究開発設備や予算が充実していて、将来も安定的に働くことができる企業で働きたいと思うのは当然のことでしょう。
男性の理系人材と同様に専門知識を活かすことができる職場かどうかは、理系女性が重要視するポイントだと言えます。
理系女性を採用するポイント
それでは実際に理系女性が働きたいと思う職場を作るにはどうすればよいのでしょうか?
理系女性が気持ち良く働くことができる職場の事例について解説します。
女性が活躍する風土を作る
前述したとおり、理系女性には結婚や出産、育児といったライフイベントが多数発生します。
理系女性が働きやすい職場を作るためには、ライフイベントに考慮した職場の雰囲気を醸成することが大切です。
理系女性が働きやすい環境が整っている場合は「女性のキャリアアップ」についても検討していきましょう。
現代の日本では女性活躍の推進が社会的な課題となっています。
女性管理職の数は男性管理職と比べて圧倒的に少ないのが現状です。
理系女性がキャリアアップをしたいと思うためには、先人の成功事例を示すことが大切となります。
理系女性がキャリアアップして活躍する事例を作り、ライフイベントが多い理系女性が長く働きたいと思う職場作りを意識しましょう。
子育てサポート企業として認定を受ける
育休が取りやすいや時短制度が活用できるなど一定の基準を満たした企業は、子育てサポート企業として厚生労働大臣から認定を受けることが可能です。
子育てサポート企業として認定を受けた企業にはくるみんマークやプラチナくるみんマークが付与されます。
くるみんマークが付与されている企業は、子育てサポートに力を入れていると考えることが可能です。
子育てサポート企業として認定を受けていない場合は、社内制度の見直しを行ない、仕事と子育ての両立ができる企業を目指していきましょう。
自社とマッチングする理系女性を採用する
理系女性は絶対数が少ないため、採用競争が激しくなります。
自社の採用計画の中に理系女性を採用することが盛り込まれているからと言って、自社とマッチングしない理系女性を採用するのはNGです。
理系女性はワークライフバランスと同様に、仕事内容にもこだわりを持っていることが多いと言えます。
自社の採用計画を達成するために自社とマッチングする可能性が低い理系女性を採用した場合、入社後早期で離職してしまうこともあるでしょう。結果としてワークライフバランスが取れないことにもつながりますので、自社とマッチングする理系女性が採用できない場合は、機会を待つことも大切です。
ダイレクトリクルーティングのTECH OFFER
TECH OFFERは新卒理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。
ターゲットとする理系女性を効率的に採用できる可能性が、TECH OFFERを活用することで広がります。
TECH OFFERの特徴について確認していきましょう。
理系女性へ直接オファー
TECH OFFERはオファー型のサービスです。
登録している理系女性に対して企業から直接オファーを出すことができます。
理系女性はTECH OFFERに登録しておくと、一般的な就職活動をせずとも企業からオファーを受け取る可能性を高めることが可能です。
TECH OFFERでは約40,000件の研究室データベースと約1,000,000件の技術キーワードから、ターゲットとする理系女性を検索することができます。
自社との関連度が高い理系女性にオファーを出すことができるので、マッチング度の高い採用活動が可能です。
自社の風土や制度を直接PRできる
TECH OFFERを活用することで、理系女性に対して直接コンテンツを届けることが可能です。
自社で活躍する理系女性の特集や、仕事内容をイメージしやすい動画をコンテンツとして理系女性にPRすることで、自社への認知度を高めることができるでしょう。
理系女性にとって重要なポイントである育休や時短勤務などワークライフバランスに関する制度についても、TECH OFFERを通して詳細を伝えることができます。
理系女性が働きやすい職場であることをアピールすることで、理系女性からの好感度を上げることができるでしょう。
理系女性に合わせた選考スケジュールを組める
新卒の理系女性は、大学3年生の後半から研究室に所属することが一般的です。
就職活動が本格化する時期には、授業と研究室の活動で多忙な理系女性が多いと考えておきましょう。
TECH OFFERでは理系女性と直接コンタクトを取るので、理系女性に合わせた選考スケジュールを調整することができます。
多忙な理系女性に合わせて、Webでの採用面接を組むなどして、理系女性からの好感度を高める工夫をすることも大切です。
まとめ
日本の理系女性は他の先進国と比較しても圧倒的に少ないのが現状です。
男性も含む理系人材は今後さらに不足していくことが予想されます。
育休や時短勤務などの制度を整えて、理系女性が働きやすい職場作りを行なうことは、今後日本企業がグローバル競争力を高めるためにも必要となってくるでしょう。
TECH OFFERを活用すれば、ターゲットとする理系女性を効率的に採用できる可能性が高まります。
TECH OFFERが気になる採用担当者様は、ぜひ一度テックオーシャンまでお問い合わせください。