選考辞退を防止したい方必見!学生の温度感の測り方とは?

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選考辞退を防止したい方必見!学生の温度感の測り方とは?

選考辞退の防止は、多くの企業にとって大きな課題となっています。優秀な学生ほど多くの企業から内定をもらうため、入社するまで気が抜けません。

採用担当者の中には「うちが第一志望だと言っていた学生に辞退された」「学生の本音が分からない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

選考辞退を防止するためには、学生の温度感をしっかり見極めて、入社まできめ細かなフォローを続けることが大切です。

本記事では、学生の温度感を測る質問例や、選考辞退を防止する方法を紹介します。学生の本音に迫るアンケート結果も公開していますので、ぜひご覧ください。

選考辞退の4つの原因

新卒採用は売り手市場が続く中で、選考辞退に悩む採用担当者が増えています。防止策を考える前に、まずは選考辞退が起きてしまう原因について考えてみましょう。

上記は『TECH OFFER』が独自に行ったアンケート調査の結果です。約500名の登録学生に「説明会や交流会に参加して、行きたくないと感じた企業」や「面接を受けて辞退しようと思った企業」の理由を尋ねたところ、次のような回答が得られました。

  • 企業の雰囲気が合わないと感じた
  • 職種や業務内容が希望と違った
  • 担当者の態度・印象が悪い
  • 他社から内定をもらった

それぞれ、以下で詳しく解説します。

企業の雰囲気が合わないと感じた

「企業の雰囲気が合わない」ことは、説明会・面接とも志望度が下がる理由の上位に入りました。「雰囲気」という言葉は漠然としていますが、具体的にはオフィスの清潔感、働く人たちの表情、社員同士のやりとりなどを見て判断していると考えられます。

また、最近はネット上の口コミ情報やSNSの投稿で、企業の社風をリサーチすることも一般的です。そうしたリアルな意見を見て、「自分には合わない」と感じることがあるようです。

職種や業務内容が希望と違った

ナビサイトや採用サイトで求人を見て興味を持ったものの、説明会や面接で詳しい話を聞いたら思ったのと違ったということも、選考辞退の原因になります。

例えば、「商品開発のような本部の仕事に憧れていたが、よくよく話を聞いたら新人はみんな店舗勤務や営業職からのスタートだったので辞めた」ということは起きがちです。

担当者の態度・印象が悪い

担当者の態度や印象が悪いことも、選考辞退に至る理由の上位に入っています。

就活生の中には、企業担当者から「連絡が遅い」「急な日程変更をされる」など、いい加減な対応をされた経験を持つ人が多くいました。また、面接時に話を聞く態度が悪かったり、不適切な質問をされたりすることも、選考辞退の理由になっています。

他社から内定をもらった

他社から内定をもらったことも、選考辞退の理由になっています。

自社の採用条件や対応に大きな問題が無かったとしても、より志望度が高い他社から内定が出たら、他社の方を選ぶのは当然です。自社が第2志望以下である可能性を考えると、少なくとも本命企業より先に内定通知をしないと、入社の検討すらしてもらえないことになります。

温度感を測る質問例

自社への志望度の高さを測る質問には、次のようなものがあります。

  • 弊社は第一志望ですか
  • 他にどんな企業に応募していますか
  • どのような点で他社と迷っていますか

ただし、学生は嘘でも「貴社が第一志望です」「内定をもらったら入社します」と答えるのが一般的です。そのため、答えるときの表情や、他に受けている企業との一貫性があるか、理由に説得力があるかなどを総合的に判断しなければなりません。

上記の質問は、温度感を測るための参考にはなりますが、これだけで学生の本音を探ることは難しいと言えます。

自社への志望度が高い人の特徴

自社への志望度が高い人の言動には、次のような特徴があります。

  • 業界・企業研究をしっかり行っている
  • 自分の意見やビジョンを語れる
  • 積極的に質問をしてくる
  • 視線がまっすぐで、言葉をはっきり話せる

それぞれ、詳しく見てみましょう。

業界・企業研究をしっかり行っている

業界・企業についてしっかり下調べをしているということは、本当に興味があって働きたいと思っている証拠です。ホームページに書いてある情報だけでなく、最新の業界ニュースやイベントも把握している人は、志望度が高いと考えられます

自分の意見やビジョンを語れる

自分の意見やビジョンを語れる人も、志望度が高いと言えます。具体的には「自分がこの業界・企業で何をしたいか」「自分の強み・弱みがどう関係するのか」といった内容です。

積極的に質問をしてくる

志望度が高い人は、給与や残業時間のように表面的なことではなく、仕事内容や社風など本質的なところに鋭い質問をしてくる傾向があります。あまり真剣に考えていない人は、「とりあえず何か質問しなければ」という思いから、形式的な質問をしてしまいがちです。

視線がまっすぐで、言葉をはっきり話せる

面接の受け答えにおいて、視線がまっすぐで言葉をはっきり話せる人も、志望度が高いと言えます。人は、自信が無いときや後ろめたい気持ちがあるとき、視線をはずしてしまったり、声が小さくなったりするものです。

志望度や志望理由を答えるときに、歯切れが悪かったり、暗記してきた文章を棒読みしていたりする場合には要注意です。

選考辞退を防止する方法7選

選考辞退を防止する方法には、次のようなものがあります。

  • 求人情報は分かりやすく書く
  • インターンシップや職場見学を実施する
  • ムダな応募を集めない
  • 面接日程・場所などは柔軟に対応する
  • 速やかに連絡する
  • 学生と信頼関係を築く
  • 内定者フォローを徹底する

求人情報は分かりやすく書く

求人情報は、誤解を招かないよう分かりやすく書くことが大切です。特に、配属される勤務地や職種などのあいまいな表現は、選考辞退のもとになります。過去の選考辞退理由を分析して、同じミスマッチが起きないよう求人票に反映することも有効です。

インターンシップや職場見学を実施する

企業の雰囲気は、早い段階で学生自身の目で確認してもらうのが一番です。そのためには、インターンシップや職場見学を実施するのがおすすめです。

志望度には、採用担当だけでなく現場社員の雰囲気や対応も影響します。そのため、あらかじめ現場社員にも見学の趣旨を説明し、協力してもらうようにしましょう。

ムダな応募を集めない

新卒採用において母集団形成は大切ですが、やみくもに応募数ばかりを追うのも良くありません。全く興味がない学生や、明らかに自社にマッチしない学生を呼び込んでも、選考辞退が増えるだけです。お互いに時間の無駄になってしまうため、質と量の両立を目指しましょう。

面接日程・場所などは柔軟に対応する

面接日程や場所を柔軟に対応することも、選考辞退の防止につながります。「面接はこの日だけ」というスタンスだと、調整できない学生も出てきて優秀な人材を取りこぼしてしまいます。特に、遠方から応募してくれる学生には、日時や場所の配慮が必要です。

速やかに連絡する

採用活動においては、面接の日程調整や選考結果の通知、質問への回答など、さまざまな場面で学生に連絡をします。採用担当者は多くの業務を抱えていて忙しいとは思いますが、速やかに連絡することが大切です

学生側は、時間が空くほど熱が冷めてしまい、待たせている間に他社に流れてしまう可能性もあります。即答できない内容の場合は、一旦「確認して、〇日までにご連絡します」だけでも伝えておきましょう。

学生と信頼関係を築く

選考の過程で学生とコミュニケーションをとれる時間は限られますが、なるべく信頼関係を築くよう心がけましょう。面接官として接するだけでなく、社会人の先輩として就活の悩みを聞いたり、アドバイスをしたりすることも有効です。

採用担当者も自己開示をして親近感を持ってもらうことで、入社への意欲が高まることもあります。

内定者フォローを徹底する

最近は、優秀な学生ほど多くの内定を獲得する傾向があるため、内定を出しても入社するまでは安心できません。内定通知後も懇親会を実施したり、定期的な連絡をとったりして入社意欲を高めましょう。内定者向けのコミュニティを構築することも有効です。

選考辞退されにくい高精度のマッチングなら『TECH OFFER』

学生の選考辞退を防止するためには、自社に対する温度感を見極めつつ、選考段階に応じたフォローを続けることが大切です。過去に起きた選考辞退の原因も分析しながら、1つずつ対策を講じていきましょう。

理系学生の採用に特化した『TECH OFFER』は、高精度のマッチングが強みのダイレクトリクルーティングサービスです。4万件の研究室データや100万件の技術キーワードで、効率よく自社に合った学生に出会えます。

以下のリンクでは、本記事でも紹介した24卒理系学生の最新アンケートレポートが無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。

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