Contents
採用活動の早期化が進むにつれて、インターンシップで企業選びをする学生も多く、インターンシップの重要性が高まっています。
一方で「企業と学生のミスマッチが起こりやすい」「インターンシップの満足度が低い」といったお悩みを抱えている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
インターンシップのコンテンツ作りでは、企業の魅力をアピールできる設計が重要です。自社に合ったコンテンツを作ることで、学生の志望度を高めることにつながります。
本記事では、ダイレクトリクルーティングサービスを展開する『TECH OFFER』が、インターンシップのコンテンツの作り方について詳しく解説します。学生に響くインターンシップのコンテンツを作りたい方は、ぜひご覧ください。
インターンシップの動向とスケジュール
はじめに、2022年現在のインターンシップの現状を把握しましょう。
2022年卒学生のインターンシップへの参加割合は約8割と多くの学生が参加していることがわかります。「応募・申し込みをした」学生の割合と合わせると、約9割にものぼります。
インターンシップに参加したとする学生のうち、さらに9割以上の学生がWEB形式のインターンシップに参加したようです。インターンシップのオンライン化は今後も続くでしょう。
インターンシップは学生の長期休みに開催されます。夏と冬に2回開催され、それぞれ6月~9月、10月~12月ごろに実施する企業が多いです。
- サマーインターンシップ:6月~9月
- ウィンターインターンシップ:10月~12月
近年は複数のインターンシップに参加する学生が増えており、企業としても重要な採用手段となっています。
インターンシップの成功事例
インターンシップの重要性が高まりつつありますが、実際にはどのようなインターンシップが効果的なのでしょうか。
- オファー型のツールでマッチ度の高い学生にアプローチ【株式会社構造計画研究所】
- 業務内容を体験できる【第一生命保険株式会社】
- 社員からのフィードバックが受けられる【株式会社サイバーエージェント】
今回は、上記3社のインターンシップ成功事例をご紹介します。
オファー型ツールでマッチ度の高い学生にアプローチ【株式会社構造計画研究所】
エンジニアリングコンサルティングやプロダクツサービス事業を中心に事業を展開している株式会社構造計画研究所。大手ナビサイトや合同説明会を中心に採用活動を行ってきましたが、内定者数が減少傾向にあることが課題でした。
そこで、構造計画研究所では、ダイレクトリクルーティングサービスを導入します。ダイレクトリクルーティングサービスでは学生の登録内容を見て企業側からアプローチします。親和性の高い学生に対して直接アプローチできるので、マッチング率を高められる点が特徴です。
導入後開催したインターンでは、参加した学生の9割が本選考に参加しました。オファー型ツールの活用で、マッチング度合いが高い学生の採用に成功しています。
参考:幅広い学生へのアプローチを実現し、かつ母集団形成に重要なインターンシップへの参加募集時から活用することにより、低負荷で高い効果を実感
業務内容を体験できる【第一生命保険株式会社】
生命保険事業を展開している第一生命保険株式会社。8つのビジネスフィールドで幅広い事業を行っているため、学生が事業を理解しにくい傾向がありました。
そんな第一生命保険では、インターンシップにおいて、業務内容を体験できる3つのコースを展開しています。生命保険の基礎から学べる「OPEN COURSE」、生命保険や年金の保険金の算出を学べる「ACTUARY COURSE」、金融工学やデータ解析を学べる「QUANTS&DATE SCIENTISTS COURSE」があり、実際の業務内容を体感してもらえます。
インターンシップで生命保険ビジネスを体感できることで、学生の志望度の向上につながります。
参考:第一生命インターンシップ|第一生命新卒採用2024 PRサイト
社員からのフィードバックが受けられる【株式会社サイバーエージェント】
メディア事業やインターネット広告事業、ゲーム事業を行う株式会社サーバーエージェント。多様な事業を展開しており、事業によって業務内容もさまざまです。
サイバーエージェントでは、「ビジネス」「エンジニア」「クリエイター」の3コースでインターンシップが開催されています。就業型インターンシップでは、実際に制作現場を体験しながら現役社員からのフィードバックを行います。
就業型のインターンシップを行うことで、社員や会社の雰囲気を伝えることができます。
インターンシップを成功させるコンテンツのポイント
成功事例をふまえると、インターンシップを成功させるには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 親和性の高い学生にアプローチする
- 業務内容をイメージできるコンテンツを用意する
- 社員とコミュニケーションを取る機会を増やす
効果的なインターンシップを開催するためにも、各ポイントの内容を確認しましょう。
親和性の高い学生にアプローチする
専攻や志向性、価値観などをもとに、企業と親和性の高い学生にアプローチすることが重要です。親和性の高い学生にアプローチすることで、企業や事業内容について興味を持ってもらえたり、本採用に進んでもらいやすくなったりと、さまざまなメリットがあります。
募集方法によっても、アプローチできる学生層が異なります。ダイレクトリクルーティングサービスなど攻めの採用手法を活用して、親和性の高い学生に直接アプローチすることがおすすめです。
業務内容をイメージできるコンテンツを用意する
業務内容をイメージできるコンテンツを用意することで、企業や事業内容について理解してもらいやすくなります。インターネット上の情報だけでは、学生が業務内容を理解することは難しいでしょう。業務内容を講義形式で解説したり、業務の一部をワークショップにしたりと、具体的なイメージを与えられるコンテンツに落とし込むことが重要です。
業務内容を理解してもらうことで、学生の志望度を高められます。
社員とコミュニケーションをとる機会を増やす
社員と触れ合う機会を増やすことで、社員や企業の雰囲気を伝えやすくなります。採用サイトや求人サイト、SNSなどを通してさまざまな情報を発信できますが、社員や企業の雰囲気は伝わりづらいことが多いです。
実際にコミュニケーションをとることで、社員や企業の雰囲気を理解してもらいやすくなります。
インターンシップコンテンツの作り方
インターンシップコンテンツは、以下の5ステップで作成できます。
- ゴールを明確にする
- ターゲットを明確にする
- 自社の魅力を洗い出す
- ターゲットと自社の魅力の接点を考える
- 接点を軸としてコンテンツに落とし込む
各ステップのポイントを押さえて、魅力的なコンテンツを作成しましょう。
1. ゴールを明確にする
はじめに、何をインターンシップのゴールにするのか検討します。
- 採用につなげる
- 母集団形成をする
- 知名度を高める
インターンシップのゴールによって、コンテンツが異なります。採用につなげたい場合は、業務内容に関するコンテンツにしたり、知名度を高めたい場合は、注目が集まりやすいコンテンツにしたりと、ゴールに合わせてコンテンツの種類が決まります。
2. ターゲットを明確にする
次に、ターゲットを明確にしましょう。明確にする項目は、以下の通りです。
- 年齢(学部生、院生)
- 所属
- 経験値
- 属性 など
「どのような人材を採用したいか」「どのような人材が活躍しているか」「自社と親和性が高いのはどのような人材か」といった観点からターゲットを検討します。
ターゲットを明確にする方法については、下記記事でも詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。
新卒採用を成功に導く!採用ターゲット設計3つのステップ
3. 自社の魅力を洗い出す
自社の働き方や仕事内容から、魅力を洗い出します。洗い出す項目は、以下の通りです。
- 仕事内容
- 給料
- 残業の有無
- 業績
- 人間関係・雰囲気
- 企業理念
- 企業規模
- 福利厚生 など
学生目線で企業を見たときに、どのような点が企業の魅力となるか考えてみましょう。
4. ターゲットと自社の魅力の接点を考える
「3. 自社の魅力を洗い出す」で洗い出した自社の魅力の中で、ターゲットとなる人材が魅力と感じるであろう内容をピックアップします。
例えば、ターゲットが「成長意欲の高い学生」であれば、自社の魅力の中でも「若いうちから活躍できる環境」などを魅力と感じるでしょう。ターゲットに刺さるポイントを考えることが重要です。
5. 接点を軸としてコンテンツに落とし込む
最後に、接点を軸としてコンテンツを設計します。
例えばターゲットの「成長意欲の高い学生」と自社の接点が「若いうちから活躍できる環境」であれば、活躍している若手社員との座談会で企業の雰囲気を感じてもらったり、新規事業立案型のワークで風通しのよさを感じてもらうなどが効果的でしょう。
接点を軸としたコンテンツを作成することで、インターンを通してターゲットに自社の魅力を感じてもらうことが可能です。
親和性の高い学生にアプローチするなら『TECH OFFER』
インターンシップを成功させるには、以下のポイントを押さえたコンテンツの作成が効果的です。
- 親和性の高い学生にアプローチする
- 業務内容をイメージできるコンテンツを用意する
- 社員とコミュニケーションを取る機会を増やす
親和性の高い学生にアプローチするなら、企業側から採用したい学生にオファーできる「ダイレクトリクルーティングサービス」がおすすめです。
ダイレクトリクルーティングサービス『TECH OFFER』では、全国約40,000件の大学研究室、1,000,000件の技術キーワードをもとに、精度の高いターゲット選定が行えます。事前に設計、キーワード登録をすれば、半自動で運用も可能です。採用にかかる工数を削減して、質の高い採用を実施できます。
『TECH OFFER』ではサービスの内容をまとめた資料を、無料でダウンロードできます。下記ボタンから資料をダウンロードできますので、ダイレクトリクルーティングサービスの導入にお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。