Contents
「インターンシップの現場体験を実施したい」「インターンシップの現場体験を実施するポイントを知りたい」
多くの企業がインターンシップを取り入れている中、悩んでいる企業もまた多くあります。中でも難しいのが現場体験型のインターンシップです。
現場体験型のインターンシップは企業・学生の両方にメリットがあります。
この記事では、インターンシップの現場体験を成功させるためのポイントを解説しています。
インターンシップは現場体験が人気
インターンシップは多くの企業が実施しています。インターンシップにはいくつか種類がありますが、中でも人気なのが現場体験型です。その理由は以下から来ています。
- インターンシップの目的は仕事理解の促進
- 現場体験がないと物足りなく感じてしまう可能性がある
- 学生にとって新しい気付きになる
それぞれ詳しく解説します。
インターンシップの目的は仕事理解の促進
インターンシップの目的は、仕事理解の促進です。学生が職業体験を通じて、将来の仕事やキャリアに対して意識してもらうことが重要なポイントとなってきます。
また将来の仕事選択のための知識を付ける意味合いもあります。実際の現場を見ることで、選択肢を増やすのです。
企業にとってみれば、インターンシップは採用活動の一環。制度は日本だけでなくアメリカでも採用されているほどスタンダードな考え方です。自社の仕事を理解してもらうことで、結果的に採用へと繋がります。
中でも現場体験型は、仕事を肌で感じる非常に良い機会と言えるでしょう。
現場体験がないと物足りなく感じてしまう可能性がある
インターンシップには様々な種類があります。それぞれ持つ効果は違いますが、現場体験型は学生の満足度を高める効果が期待できます。
- 見学
- ワークショップ
- 現場体験型
学生にとっても、実際に仕事に触れることは大きなメリットです。自分が希望している仕事がどんな内容かを知りたいと考えているのは誰しも同じ。仕事を通じて企業を魅力に感じてもらえないと、採用活動にも支障が出るかもしれません。
そのため現場体験ができるインターンシップは重要なのです。
学生にとって新しい気付きになる
学生のほとんどが企業で働いた経験を持っていません。そのため現場体験型のインターンシップは、学生に新しい気付きを与えてくれます。
アルバイトと社会人では仕事内容が大きく違います。ましてや直接企業の中で働ける現場体験型のインターンシップであればなおさらです。
学生から社会人への意識改革にも期待できます。インターンシップに参加した学生を内定した際のフォローや研修にも効果を発揮します。
魅力的な現場体験型のインターンシップは、企業にとってもメリットが大きいのです。
インターンシップの現場体験を実施して成功した事例2選
ここからは、実際に現場体験型のインターンシップを実施して成功した事例を紹介します。課題と解決策としての活用まで解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
- ケイミュー株式会社
- 日本モレックス株式会社
ケイミュー株式会社
ケイミュー株式会社は、主に屋根材と外壁材の研究開発から販売までを手がける企業です。
ケイミューでは欲しい人材の母集団形成が不足しているという課題を抱えていました。ナビサイトでの告知やイベントへの参加を主軸に採用を行っていたものの、コロナ禍もあって上手く進まなかったのです。
学生からの知名度が低いことも大きく影響していました。現場体験型のインターンシップを実施していましたが、母数として本選考へと繋げられませんでした。
そこでオファー型サービスの『TECH OFFER』を導入。自社から学生へ積極的にオファーを送り、インターンシップへの参加を打診する方法に切り替えたのです。
更にコミュニケーションツールとしても活用し、接点を作っていきました。結果、母集団形成に成功したことはもちろん、採用実績のなかった地方国立大学の学生の採用に成功しています。
参考記事:「新たなターゲット層の獲得に成功!学生との相互理解にも貢献」
日本モレックス合同会社
日本モレックス合同会社は、接続用の電子部品を製造・販売している企業です。BtoB事業が中心のため、学生への認知度が低い状況でした。
外資系企業のため、接点をなかなか設けられず、ナビサイトへの掲載や説明会に参加しても、思うように結果が得られない状態が続いていました。
そこで学生へ直接オファーを出せる『TECH OFFER』を導入。自社のイベントや冬のインターンシップへ参加を促す目的で利用を開始しました。
『TECH OFFER』は登録している学生のプロフィールが充実しています。結果的に、ミスマッチのアプローチをすることがなくなりました。また、イベントやインターンシップに参加してくれた学生には書類選考免除といった特典をつけ、付加価値をプラスしています。
以上のようにコミュニケーションツールとしても活用することで、インターンシップの効果を高め採用に成功しています。
参考記事:「検索機能の活用により、自社へのマッチ度が高い学生へのアプローチに成功!」
現場体験型のインターンシップを実施する手順
現場体験型のインターンシップを実施する際、どのような手順で進めればいいのかわからない方も多いでしょう。基本的に他のインターンシップと同じ流れでOKです。一部だけ変更を加える形になります。
おすすめの手順は以下のとおりです。
- ゴールを明確にする
- ターゲットを明確化する
- 自社の魅力を洗い出す
- おみやげを作る
- 社内でインターンシップの内容を共有する
Step1.ゴールを明確にする
現場体験型のインターンシップを実行するにあたって、まずはゴールを決めます。何をゴールにするかで実施方法が大きく変わるためです。例えば以下が代表格となります。
- 採用
- 母集団形成
- 知名度向上
どれを主軸にするかでインターンシップの内容が大きく変わります。特に現場体験型は採用への意欲向上として大きな効果を発揮してくれます。最大限の効果を得るためにもゴールは明確にしておきましょう。
参加する学生の学年によってゴールを変更する方法もおすすめです。
Step2.ターゲットを明確化する
ゴールを決めたら、次はターゲットを明確化します。最終的にどのような人材を確保したいかを決めます。
インターンシップは学生にとって就職活動の一環です。企業が欲している人材を見極めたいと思って参加しています。
- 年齢
- 学部
- 所属
- スキル
- 属性
これらを決めておくことで、インターンシップを実施しやすくなります。現場体験型の場合、どのような仕事を体験してもらうかに密接に関わる部分です。事務職を希望している学生が営業の仕事を体験しても意味がありません。欲しい人材に確実にアピールできるように、ターゲットは明確にしておきましょう。
Step3.自社の魅力を洗い出す
ターゲットが決まったら、次に自社の魅力を洗い出します。明確化したターゲットに刺さる魅力を提供するためです。この場合、自社の働き方や仕事内容から魅力を洗い出すことが一般的となっています。
- 仕事内容
- 給料
- 残業の有無
- 業績
- 企業理念
- 福利厚生
他にもまだまだあります。洗い出しにくい場合は、社員にヒアリングしてみましょう。思ってもいなかった部分が魅力になっていることがあります。
また、第三者にヒアリングするのもおすすめです。外から見ると魅力に感じる部分は必ず見つかります。魅力を洗い出せたら、後はターゲットと掛けあわせて最大の魅力を得る組み合わせを見つけるだけです。
Step4.おみやげを作る
参加した学生が持って帰る「おみやげ」を作ります。自社のインターンシップに参加して良かったと思えるおみやげを提供することが大切です。
現場体験型のインターンシップの場合、先輩社員と直接話す機会が多くあります。そうした際に魅力的なストーリーを提供できると企業への好感度が上がるでしょう。他にも以下のおみやげも効果的です。
- 自社のビジネスの具体的事例
- 学生と社員の良い関係構築
- 同じ志向や趣味を持つ学生同士の繋がり
おみやげがあることでプラスに働きます。ただし実のある現場体験型にしようとするなら、社員の協力は必要不可欠です。
Step5.社内でインターンシップの内容を共有する
おみやげまで決めたら、最後に社内でインターンシップの内容を共有します。現場体験型のインターンシップは社員の協力が何よりも大切です。事前にしっかり共有しましょう。
ただし基本的には採用担当者が担当します。学生を取りまとめながら、現場体験を通して企業を知ってもらいましょう。この際に現場で働いている社員に頼る部分が増えます。
もしインターンシップ用の動画を作成するのであれば、撮影に協力してもらうことも。受入体制を整えると同時に、魅力的なインターンシップとなるよう社員一丸となって進めてください。
現場体験型のインターンシップを成功させるポイント
現場体験型のインターンシップは、通常のインターンシップと少し違います。そのため同じように進めては成功し辛い側面を持っています。
実施する際は、以下の2つを意識してください。
- 社員を巻き込む
- 集客に力を入れる
社員を巻き込む
中小企業が採用活動で大企業の先手を取るなら、インターンシップの実施が大切です。中でも現場体験型のインターンシップは、中小企業ならではの強みが出せます。
中でも意識したいのがフットワークの軽さ。社員を巻き込むからこそできる現場体験です。
大企業の場合、規模的な面から仕事が細分化されています。そのため体験できる業務が限られてしまいます。
一方で中小企業は、1人で多くの業務を担当している場合が多々あります。様々な業務体験を提供しやすいのです。
大企業では得られない現場体験を提供できるため、社員を巻き込んだインターンシップを上手く活用することで採用活動で1歩リードできます。
集客に力を入れる
インターンシップは集客が何よりも大切です。特に知名度の低い中小企業がインターンシップを実施する際は、苦戦が予想されます。そんな時に活用したいのがオファー型サービスです。
ナビサイトと違って気になる学生へ直接オファーを送れるため、インターンシップに興味を持ってもらいやすい特徴を持ちます。『TECH OFFER』なら学生の属性を細かく設定できるので、自社が求める人材へ直接アプローチも可能です。
インターンシップを通じて採用への道筋も作りやすいので、集客の強い味方となってくれます。
インターンシップの現場体験を実施するならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
近年、現場体験型のインターンシップが増えています。学生にも人気があり、現場体験できないと物足りなく感じる程です。採用面でのマッチングの意味も含めて、ぜひ実施しておきたいインターンシップと言えます。
現場体験型のインターンシップを実施する場合、基本的な手順は他のインターンシップと同じです。ただ社員と直接接する機会が増えるため、社員をいかに巻き込むかが重要なポイントとなってきます。
実施する際の集客で不安な場合は、オファー型サービスを使うと集めやすいでしょう。『TECH OFFER』なら理系学生へ直接オファーを送れます。自社が求める人材はもちろん、親和性の高い学生へリーチすることも可能です。インターンシップの現場体験を実施したいなら、ぜひ1度お気軽にご相談ください。