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「ソフトウェア開発ができおる新卒採用をしたい」「ソフトウェア開発の新卒採用が思うように進まないそう考えている採用担当者は多くいます。IT人材の需要が高まる今、ソフトウェア開発ができる新卒学生を採用することは重要です。
ソフトウェア開発ができる新卒採用を成功させるためにはポイントがあります。
この記事では、採用を成功させるためのポイントを解説していきます。使いたいおすすめの就活サイトも合わせて紹介するので興味がある方は最後までお読みください。
ソフトウェア開発の新卒採用は難しくなっている
ソフトウェア開発ができる新卒を採用することは、年々難しくなってきています。多くの企業がIT化に向けて採用を強化しているのにも関わらず、苦戦している背景には理由があります。
中でも大きな理由として挙げられるのが以下の3つです。
- 全体的に深刻な人材不足
- 採用の課題が定まっていないことが多い
- 未経験を育成する環境が整っていない
全体的に深刻な人材不足
ソフトウェア開発を含めて、そもそもITの人材不足が顕著です。市場規模が拡大する速度に人材の数が追いついていません。
政府は小学生からプログラミング教育を開始していますが、効果が出るには数年単位が必要です。そのため、新卒・中途問わず採用は人材の取り合いとなっています。
有効求人倍率も高く、東京ハローワークの出した「2022年2月の職種別有効求人・休職状況(一般常用)」では、2.72倍に達しています。過去には10.71倍になったことがあるほどです。
これらの倍率を後押ししているのが、リモートワークや在宅ワークになります。環境の変化が大きく後押ししているのです。
この流れは今後ますます続いていくと予想され、新卒採用も厳しい状況となっていくでしょう。
採用の課題が定まっていないことが多い
ソフトウェア開発の新卒採用において課題となっているものの1つに、採用課題が定まってない点も挙げられます。適切なリソースの質・量を把握できていないことから起こります。
企業の中でエンジニアの体制が決まって折らず、正しい判断ができなくなっている状態です。そのため採用時に適切な選考基準を設けられないケースがあります。
- ソフトウェア開発を学んだ理系出身者
- ソフトウェア開発を学んでいない理系出身者
- ソフトウェア開発を学んでいる文系出身者
- ソフトウェア開発を知らない文系出身者
単純にわけるだけでもこれだけ違います。採用の課題を明確にしておかないと、上記が混在してしまう可能性も。
ソフトウェア開発の規模感をしっかり定めておくことで、ある程度の回避が可能です。失敗しないためにも規模感の絵を描いておきましょう。
未経験を育成する環境が整っていない
新卒採用は未経験がほとんどです。そのため採用後は育成していく必要があります。全ての業種に共通する課題なのは言うまでもありません。
しかしソフトウェア開発の新人を育てていく文化が整っていないと、上手く教育ができない恐れがあります。中には早期退職へと繋がってしまうケースも。
基礎知識を持っている理系学生を採用しようとしても、大手企業が先んじて採用するため求める人材と出会えない可能性があります。いきなり新卒採用を実施すると、ノウハウがないままに採用するため、活かせない可能性が非常に高いのです。
ソフトウェア開発で新卒採用を実施する際は、まず土台作りとして中途採用を行うなど採用方針をしっかり固める必要があります。
ソフトウェア開発の新卒採用で成功した事例2選
ソフトウェア開発の新卒採用は、多くの企業が取り組んでいます。中には自社に取り入れられる事例も多くあるでしょう。
ここからはソフトウェア開発の新卒採用で成功した事例を2つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
株式会社デンダ
株式会社デンダは、エンタープライズ事業とコンシューマー事業を展開する企業です。ソフトウェア開発も自社で行っています。
そんな株式会社デンダが抱えていた課題は母集団形成。新卒採用ではITエンジニアにチャレンジしたい方を積極的に採用という形で、熱意を重視して採用活動をしていました。
しかし、2020年度・2021年度の採用において理系学生へアプローチするためのノウハウがないと判断することに。学生への知名度も低く、イベントに参加しても思うようにアプローチできない悩みもありました。
そこでダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入。理系学生へ直接アプローチする方法へと切り替えます。オファーの初期設定を詳細に決めて使用することで、少ない人員でも問題なく採用活動を進められました。
結果、ナビサイトでは出会えなかった学生と出会うことができ、採用活動を成功させています。
参考記事:「希望人材の採用に成功~テンダについて知らなかった学生との出会い~」
株式会社柊ソフト開発
株式会社柊ソフト開発は、大手電機メーカーを中心にソフトウェアを開発・提供している企業です。ストリーミング映像配信など様々な事業を手がけています。
そんな株式会社柊ソフト開発が課題としていたのは、採用後のミスマッチ。ナビ媒体を使っていましたが、採用後のミスマッチの発生が一定程度発生していました。また、ナビ媒体は受動的であるため、予定していた採用数が充足できなくなったことも。応募数が減少する中、ミスマッチの解決は急務でした。
そこでマッチ度の高い学生と出会い採用の確度を上げるために、ダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』を導入します。キーワードにマッチした学生にオファーを送る方法へと切り替えたのです。
採用の状況を見ながらターゲットを変更できるため、ミスマッチを発生させない採用に成功しています。
参考記事:「今までアプローチすることが出来なかった優秀な理系学生の採用に繋がり、効果を実感」
ソフトウェア開発の新卒採用を成功させるポイント
ソフトウェア開発の新卒採用を行う場合、意識しておきたいポイントがあります。人材不足であるため、どう効率的に採用活動を進めるかが大切です。そのため以下は必ずおさえておきましょう。
- ターゲットのペルソナを明確にする
- ターゲットが求めているニーズを理解する
- 採用フローを長くしすぎない
- 内定フォローを適切に行う
ターゲットのペルソナを明確にする
ソフトウェア開発の新卒採用をするにあたって、まずはターゲットとなる人材のペルソナを明確にします。どのような人材が欲しいのかをハッキリすることで、選考過程で迷わなくて済みます。
ペルソナを設定する際に注意したいのが、採用担当者だけで決めない点です。必ずしも現場が欲しい人材と一致するわけではないので、現場の声はヒアリングしておきましょう。
- プログラミングスキル
- IT全般の基礎知識
- ポートフォリオ
- コミュニケーションスキル
以上のように求めるものは部署・業種によって違います。選考をスムーズに進めるためにも、ペルソナはしっかり決めてください。
ターゲットが求めているニーズを理解する
ソフトウェア開発を目指す新卒学生は、一般的な社員よりこだわりを持っている傾向にあります。年収面でも高いことから、様々な面でどのようなニーズがあるのかを理解しておく必要があります。
- ニーズとかけ離れた企業理念
- ニーズと相容れない企業文化
- ニーズと大きく違う求人内容
これらのいずれかに合致すると集まりが悪いです。市場の動向調査や学生へ直接ヒアリングをするなど、ニーズを調査・分析しましょう。
ニーズを適切に掴むことが、採用成功への第1歩です。
採用フローを長くしすぎない
採用フローを長くしすぎない点にも注意が必要です。何度も面接を行っている内に、他社に流れてしまう可能性があります。
連絡をこまめに取りつつ、内定を出すまでの期間も関係性を作っていくことが大切です。なるべく短い期間で入社まで進められるように準備しておきましょう。
ただし注意点として、採用フローの短縮は人材の見極めが難しくなるデメリットも孕んでいます。スピード感はもちろん大切ですが、採用の質を上げる点も意識する必要があります。
内定フォローを適切に行う
優秀な人材であればあるほど、複数の企業から内定をもらっているものです。そのため内定フォローを適切に行わなければ、辞退される可能性があります。おすすめの内定フォローは以下です。
- 実際に働いている先輩社員との交流
- 月1程度で連絡を取る
- 内定者研修を実施する
- インターンシップを実施する
これらを定期的に実施することで内定者を引き留められます。せっかく内定を出した人材が他社に流れないように、信頼関係を作っていきましょう。
ソフトウェア開発の新卒採用で活用したい就活サイト
ソフトウェア開発ができる人材を新卒採用するなら、活用したい就活サイトがあります。総合型のナビサイトでも問題はありませんが、企業数が多いため効率的ではありません。そのため、ソフトウェア開発に特化したサイトを利用することが一般的です。
中でもおすすめなのが以下になります。
- 特化型ナビサイト
- ダイレクトリクルーティング
特化型ナビサイト
ナビサイトの中には、様々な求人を取り扱っている総合型の他に、特定のジャンルを取り扱っている特化型があります。ソフトウェア開発の新卒を採用するなら、特化型のナビサイトを利用しましょう。
中でもITに特化したナビサイトがおすすめです。
- 求人情報が他業種の情報に埋もれにくい
- 絞り込み機能が充実している
これらの面から、ソフトウェア開発の仕事をしたいと考えている学生の目に留まりやすくなっています。
一方で、大手企業も求人を掲載しているため、中小企業やベンチャー企業は情報が埋もれてしまう可能性も。数ある情報の中から見つけてもらうためには、何らかの施策が必要です。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングも活用しましょう。オファー型のサービスであり、登録している学生に企業が直接アプローチできます。近年注目を集めている採用方法で、攻めの採用とも呼ばれています。
企業から直接コンタクトを送れることもあって、採用したい人材の属性の絞り込みが充実していることが特徴です。
企業の規模を問わない採用方法なので、知名度も関係ありません。面接前から信頼関係を作れることも多く、ソフトウェア開発に新卒採用において強い味方となってくれます。
コストもかからないため、採用面でのコスト削減でも有効です。
ソフトウェア開発の新卒採用をするならダイレクトリクルーティングの『TECH OFFER』
ソフトウェア開発で新卒採用をする場合、人材不足である点は意識しておかなければいけません。新卒・中途問わず引く手あまたな市場なので、基本的に人材の奪い合いとなります。
そのため採用する際は、自社が採用したいと考えている人材のペルソナを設定する必要があります。その上で、ターゲットが望むニーズを理解し迅速に採用しましょう。
ソフトウェア開発の新卒採用におすすめの就活サイトは2種類ありますが、中でもダイレクトリクルーティングは必ず使いましょう。理系採用に特化した『TECH OFFER』なら、ソフトウェア開発をしたいと考えている学生へ直接アプローチできます。採用を成功させるためにも、ぜひ1度お気軽にご相談ください。