ナビ媒体では採用目標人数を充足出来ず、採用後のミスマッチの発生も課題
-TECHOFFERの導入の背景にあった人材採用に関する課題について聞かせてください。
はい。2つのステップを経て、TECHOFFERを導入することとなりました。
1つ目のステップとして、ナビ媒体という待ちの採用手法だけでは難しくなりダイレクトリクルーティングという攻めの採用手法を活用することになったことです。従来は、「募集広告を出して待つ」というナビ媒体主体の採用活動がメインで、応募者の中から当社に合う人材を見つけるという採用方法でした。しかし、この採用方法では予定していた採用数が充足出来なくなってきたという大きな課題がありました。
応募者数は年々減少し、さらに採用後のミスマッチの発生も一定程度ありましたので、もっとマッチ度の高い学生と出会い自社をよく知ってもらったうえで、採用数も増やしたいと考え、適切な手法はないかと思い、ダイレクトリクルーティングを検討し文理不問のダイレクトリクルーティングを利用することになりました。
そして2つ目のステップとして弊社として従来の文理不問での採用に加えエンジニアの専門性や素養がある優秀な理系学生の採用を強化したいと考え、理系特化のダイレクトリクルーティングを検討することになり、TECHOFFERの導入を決めました。
また導入にあたっては費用面ももちろん重要でした。そのなかで理系学生採用にあたっては他社サービスや人材紹介も調査・検討を行ったうえでTECHOFFERは成功報酬型という契約もありましたので、まずはやってみようという感じでスタートすることが出来ました。
結局効果が出たので現在は成功報酬型ではなく採用し放題プランを利用させていただいております。
人材紹介サービスなども並行しながら採用活動を行っていく中で理系学生においてはTECH OFFERを活用する重要性を実感
―TECHOFFERを導入されてからの成果などいかがでしょうか。
足元でも内定をコンスタントに出すことが出来て安心しております。先ほどと重複しますが、そもそもはまずやってみようという考えで成功報酬プランを契約しましたが、一定の内定数が出る実感を持てましたので、現在は採用し放題プランを利用させていただいております。TECH OFFERのサービスの良さもありますが、テックオーシャンの担当者の方やスタッフの皆さんが親身になってサポートしてくださるので、質の高い採用活動が実現できて内定に繋げることが出来たと感じています。
現在理系学生の採用はTECH OFFERと人材紹介を並行して利用していますが、人材紹介はあまり成果が出ていない状況です。紹介数としては1社30人程の学生を紹介してもらえますので、数としては結構多いのですが、弊社が求める層とマッチすることがほとんどなく、30人中1人合う学生がいればいいかなという感じです。
優秀な理系学生にはダイレクトリクルーティングでなければ会うことが出来ないなと実感しております。
―貴社はシステムエンジニア職について文系学生も採用されていますが、理系学生の採用活動についてはどのような点を見ながら実施されていますか?
ITシステムエンジニアに対する志向性の適性は、もちろん文系学生よりも理系学生に分があるのかなと思いますが、それほど極端な差とは感じていません。しかしシステムや技術の理解度といった点では差があると感じております。そのため一定程度の割合で理系学生を採用したいと考えております。
理系学生の採用を行う上で見ている点としては学部については幅広く、あまりこだわっていません。物事を論理的・複眼的に考える力や、深い思考で物事を進められるかどうかという点、卒業研究などで培われるような力、物事をどう捉え進めていくかという思考プロセス、素養面に注目しながら採用活動を行っております。
キーワードを軸にしたサービス設計により負担が少ない運用を実現
―TECH OFFERの使い勝手などサービス運用の実務面でのご感想はいかがですか。
はい、一言で言うと非常に楽だと感じております。一般的なダイレクトリクルーティングのサービスでは、学生プロフィールを確認してオファーを出すかどうかを検討するという作業が非常に手間のかかるものですが、TECH OFFERではマッチ度を測る基準としてキーワードがあり、そのキーワードにマッチした学生にオファーを送ることができるという仕組みであるため作業にかかる負担が非常に少ないと感じています。
また、採用の状況を見ながら、採用ターゲットを変更したい時にも、TECHOFFER担当者に相談しながらターゲットの修正をすることができるので状況に合わせて最適化できる点も良いと感じております。
―TECHOFFER、テックオーシャンへの課題や今後の期待などありましたら教えてください。
テックオーシャンという会社は、本当に学生のことを考えている会社だと思っています。利用開始の際、テックオーシャン代表の長井さんが、ご自身の出身大学の学生が就職に苦戦している話をされていたのが非常に印象的で、学生の就職活動にミスマッチがないよう、活躍のフィールドを与えたいという想いを強く感じました。
特に、大学院等で研究している学生の就職活動は研究活動と並行しておこなうことになり、非常に負荷が大きいと感じます。そういった学生にとって、TECH OFFERは非常に有意義なサービスだと思います。「学生のため」という姿勢をこれからも変えずに取り組んでいただきたいです。
学生が安心して利用できるサービスだからこそ、企業側も安心して利用できると思いますし、テックオーシャンが、これからも学生の満足度向上に注力してくだされば、自ずとマッチ度の高い学生に出会えると思いますので、まずは、学生のために頑張っていただきたいです。
企業としては、マッチ度さえ高ければそれほど多くの学生と接点がなくても、満足度は高いと思いますので、サービスの幅を広げていくというよりは質の向上に努めていただき、学生とのマッチ度をさらに高めていただきたいと思っています。これからもよろしくお願い致します。
ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
【COLUMN】
柊ソフト開発株式会社様の採用活動に関する取り組みを紹介させていただきます。
柊ソフト開発株式会社では多種多様なインターンシップを実施しております。新型コロナウイルスの影響で採用活動も一気にオンライン化し、1dayのインターンシップも増え、対面で会えない部分をどうカバーしていくかという点では未だに試行錯誤しています。
昨年は、インターンシップは何日、何時間が適切なのかという「何がベストかわからない」状況の中で、1dayも複数日程のものも、とにかくいろんなパターンを実施してみようという感じでした。
実施してみると思っていた以上に効果的で、従来より多くの学生との接点を持てたと感じております。特に、1day1時間のセミナー型や体験型といった業界研究インターンシップでは、同じ学生が何度も参加してくれ相互理解を深めることができ非常に好感触でしたので、今年も同じようなインターンシップを実施していくことにしております。
そのなかで特に人気があったコンテンツはインターンシップであるのに社長自ら面接を行う社長面接でした。
社長が学生の方と通常の面接を行い、学生の方の思考方法などを軸にフィードバックするというもので、インターンシップ段階の学生の方ですので、まだいわゆる就職活動の面接を受けていない時期なので学生の方にとてもインパクトがあったのか、この社長面接のインターンシップに参加した方の本選考への参加割合は非常に高いものでした。
今後もインターンシップに限らず試行錯誤しながら採用活動を行っていきたいと考えております。