「大手企業に負けて、理系採用が思ったように進まない…。」とお悩みの人事担当者様も多いのではないでしょうか。
特に大学生や大学院生を対象とする新卒理系採用においては、中小企業が苦戦を強いられることが多いのが実情です。
本記事では新卒理系採用の現状と理系学生の特徴をおさらいし、中小企業が新卒理系採用を成功させるポイントについて解説します。
新卒理系採用の現状
まず新卒理系採用の現状について理解することが大切です。理系採用の需要と理系学生の数を確認していきましょう。
需要は増加するばかり
新卒理系採用の需要は年々増加傾向です。
IT技術の発達により、インターネットを活用したビジネスが当たり前となっています。
AIやビッグデータという言葉がビジネスの場面でも頻繁に使われるようになり、技術の担い手となる理系人材の需要が爆発的に増加しているのです。
今後も各企業がグローバルでの競争力を高めるためにDX推進に力を入れていくことは確実であり、新卒理系採用の需要も間違いない伸び続けていくでしょう。
理系学生の数は減少
理系採用の需要は伸び続けていくことが予想されますが、一方で理系学生の数は減少傾向です。少子高齢化の影響や子どもの理科離れなどが原因とされています。
需要とは裏腹に理系学生の数は今後も減少していくでしょう。
外国人の理系人材を採用する動きが活発になってきていますが、企業風土をも変革するDXの担い手は企業文化の土台を作る日本人であることが理想です。
減少する理系学生の採用競争が企業間で激化しており、中小企業は苦戦を強いられています。
理系学生の特徴
中小企業が新卒理系採用を成功させるためには、理系学生の特徴を正しく理解することが大切です。
代表的な特徴を確認していきましょう。
大手志向
理系学生の就職希望ランキングを見てみると、誰もが知る有名大手企業がズラリと並びます。
大学で専門的な分野を専攻している理系学生は、就職後も知識や技術を活かして仕事をしたいと考えるのが一般的です。
「大手企業の方が研究設備や予算が充実していそう」「大手企業であれば自分の研究を続けることができる」などのイメージを持っている理系学生が多く、志望が大手企業に集中する傾向にあります。
中小企業は大手志向である理系学生に振り向いてもらうためにはどうすればよいのかということを常に考える必要があると言えるでしょう。
授業や研究で多忙
理系学生は就職活動が本格化する時期に、授業や研究で多忙になることが特徴です。
大学3年生の後半から研究室に所属する理系学生が多く、文系学生と比較すると就職活動に集中することが難しいと言えるでしょう。
また高額な学費を工面するために、アルバイトの時間を削ることができない理系学生も多くいます。
中小企業が新卒理系採用を成功させるためには、理系学生が多忙であるということを念頭に置き、可能な限りスケジュールを調整する工夫が必要です。
進学と就職で悩んでいる
理系学生はそもそも就職と進学で悩んでいる場合があります。
理系学生は文系学生と比べて、大学院への進学率が高いのが特徴です。
自分の専攻する分野を大学院で継続して研究したいと考える理系学生も多く、就職活動をしていても途中で進学を決意するパターンもあります。
進学と就職で悩んでいる理系学生は就職活動に集中することが難しく、中小企業まで目が届かない可能性が高いと言えます。
中小企業が理系採用を成功させるポイント
大手企業と同じ新卒理系採用の市場で、中小企業が結果を出すためには一体どのようにすれば良いのでしょうか?
中小企業が新卒理系採用で意識すべきポイントを解説します。
理系学生の特徴を理解して合わせる
前述したとおり、理系学生には文系学生とは異なる特徴を持っていることが多いです。
そのため、文系学生と同様の採用手法ではうまくいかない場合もあります。
理系学生の特徴をおさらいしておきましょう。
- 仕事に技術や知識を活かしたいと考えている
- 大手志向である
- 研究室や授業が忙しく多忙である
多忙である理系学生に合わせて選考スケジュールを組むことで、理系学生の印象を良くできる可能性もあります。
新型コロナウイルスがまん延したことがきっかけで、採用手法でもオンライン面談が広く活用されるようになりました。
顔を合わせて面接をするよりも、オンライン面談の方がスケジュールの融通が利くので、可能な限り理系学生のスケジュールに合わせることを意識しましょう。
大手企業に負けない魅力を伝える
就活に割く時間が文系学生より少なくなる理系学生は、多くの企業を研究することができず、大手企業に応募が集中する傾向にあります。
大手企業に負けない魅力がある、入社当初からやりがいある仕事ができるといったメリットがある中小企業も多くあるでしょう。
しかし、中小企業の場合、従来の就活ナビサイトへの広告出稿や合同企業説明会などの採用手法では、自社の魅力が理系学生に届かない可能性が高いと言えます。
自社の魅力が理系学生に届かないと、当然応募も増えないでしょう。
中小企業の採用担当者は、いかにして大手企業に負けない魅力を理系学生に届けるかを考える必要があります。
ダイレクトリクルーティングというオファー型の就活サービスを活用する、twitterやInstagramなどのSNSを活用するなど、新たな採用手法を検討してみるのも良いかもしれません。
量より質で勝負する
新卒理系採用は需要が高まる一方で、理系学生そのものの数は減少しているため、年々企業間での競争が激しくなっています。
中小企業が多くの理系学生を採用しようと思うと、大手企業と同じ土俵で激しい競争に勝ち抜く必要があると言えるでしょう。
理系採用の市場は新卒だけではありません。中途採用市場や外国人採用市場など、その他の市場も存在します。
新卒理系採用では、思い切って「量より質で勝負する」採用計画を立ててみるのも、一つの方法です。
新卒で採用する理系学生は、他の企業文化などに染まっていない真っ白な人材だと言えます。
企業文化にも馴染みやすく、DX推進や企業のIT化の担い手として期待できる人材にターゲットを絞ることで、大手企業に負けない採用ができるかもしれません。
質の高い理系学生を確保する採用手法として、オファー型の就活サービスであるダイレクトリクルーティングが挙げられます。
理系学生ひとりひとりと直接コンタクトを取ることができるので、面接だけでは見抜けない素質や能力を確認することができるでしょう。
ダイレクトリクルーティングのTECH OFFER
中小企業が新卒理系採用を成功させるための採用手法として、ダイレクトリクルーティングサービスであるTECH OFFERを紹介します。
TECH OFFERは新卒理系採用に特化したサービスであり、質の高い理系学生を確保することが可能です。
データベースから理系学生のマッチング
TECH OFFERの特徴として「強力なデータベース」が挙げられます。
約40,000件にものぼる大学の研究室データベースが登録されていることが、TECH OFFER最大の特徴です。
各企業で理系学生に求める技術や知識は当然異なります。
TECH OFFERでは研究室データベースと理系学生が紐づいているため、ターゲットとする理系学生を絞り込むことが可能です。
さらにTECH OFFERには約1,000,000件の技術キーワードと理系学生がリンクしています。
企業が必要とする技術キーワードを登録することで、関連する理系学生とマッチングすることができるでしょう。
直接登録している理系学生にアプローチ
TECH OFFERはオファー型のダイレクトリクルーティングです。
サービスを活用する企業は、TECH OFFERに登録している理系学生に直接アプローチをすることができます。
直接理系学生とやり取りすることができるので、多忙な理系学生に考慮した選考スケジュールの設定することが可能です。
理系学生としてもTECH OFFERに登録しているだけで、企業からオファーを受け取る可能性が高まります。
企業からのオファーで理系学生が初めて認知する場合もあるので、TECH OFFERはまさに企業と理系学生を繋ぐ架け橋的存在だと言えるでしょう。
大手企業に負けない魅力を直接届ける
TECH OFFERを使うことで、理系学生と直接の接点を持つことができます。
中小企業は大手企業に負けない自社の魅力を、理系学生に対して思う存分にぶつけることができるでしょう。
入社後の仕事をイメージしやすい様に、先輩社員の1日のスケジュールを伝えたり、自社製品が活用されている場所を紹介したりと独自のコンテンツを届けることで、理系学生に関心を持ってもらうことができます。
TECH OFFERを使えば、大手就活ナビサイトや合同企業説明会で伝えきれない情報を余すことなく伝えることが可能です。
まとめ
競争が激化する新卒理系採用の市場において、中小企業が大手企業と戦っていくためには、自社で必要な理系人材像を明確にする必要があります。
理想の理系人材像があるのであれば、ダイレクトリクルーティングのTECH OFFERを使うことで、希望に近い人材にオファーを出すことが可能です。
TECH OFFERが気になる中小企業の採用担当者様は、ぜひ一度テックオーシャンまでお問い合わせください。