「社内でDXを進める必要があるが、担い手となる理系人材がいない…。」とお悩みではないでしょうか？
IT技術が発達し、IoTやDXという言葉がビジネスで当たり前となりつつある現代では、理系人材そのものの需要が追いつかずにいます。
新卒の採用市場でも理系人材の競争は激化しており、採用担当者は常に動向に注意する必要があると言えるでしょう。
本記事では新卒理系採用の特徴を分かりやすく解説します。採用手法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
新卒理系採用の特徴
まずは新卒理系採用の特徴について理解を深めていきましょう。全体像を掴むことによって、自社で採用戦略を立てることに役立ちます。
企業間での競争が激化している
冒頭でも述べたように、新卒理系採用の市場は企業間で競争が激化していることが特徴的です。主な要因には以下のことが挙げられます。
- 理系学生そのものの数が減っている
- IT技術の発展とDX推進の加速により、理系人材の需要が爆発的に伸びている
理系学生そのものの数は1999年をピークに減少し続けています。子どもの理科離れや少子高齢化が原因であり、減少傾向は今後も続いていくでしょう。
一方で、理系人材の需要は世界的に見ても伸び続けています。
家電や車をスマホと連動させることが当たり前となり、工場でもIoTによるスマートファクトリー化が進んでいることは皆さんもご存知でしょう。
理系人材の需給ギャップにより、企業間で「理系人材の奪い合い」が勃発しています。新卒理系採用の市場も例外ではありません。
以前の採用トレンドが変わってきている
理系学生の採用だけではありませんが、採用トレンド自体も変化しています。
以前は大規模の会社説明会を行ない、その後対面での面接を複数回行なって内定を出す方法が一般的でした。
2020年に新型コロナウイルスがまん延した後は、対面でのイベント実施は難しくなったため、採用の主戦場はオンラインに変わりつつあります。
企業は自社のオウンドメディアの充実に力を入れるようになり、採用サイトも個性的なものが増えてきていることが特徴です。
今後もインターネットを活用した採用手法がトレンドになっていくことは間違いありません。新卒理系採用においてもインターネットの活用を常に考えるようにしましょう。
新卒理系学生の特徴
新卒理系採用を成功させるためには、理系学生自体の特徴を把握しておくことが重要です。理系学生の多くに共通する特徴を見ていきましょう。
大手志向が強い
理系学生の就職ランキングの上位企業は「誰でも知っている大手企業」ばかりです。
大手志向の人が多いのは文系学生も同じですが、特に理系学生の場合は大手志向が強いと考えておいた方が良いでしょう。
理系学生は専門的な分野を専攻しており、就職後も知識や技術を活かして働きたいと考える人が多いと言えます。
「研究設備や予算が充実している」「大きな仕事ができる気がする」などの理由で大手企業を志望する理系学生が多いのが実情です。
研究と授業で多忙
理系学生のほとんどが就活が本格化する大学3年生の後半から4年生の前半にかけて、研究室の活動や授業で多忙となります。
大学院への進学と就職の選択肢に悩む理系学生もいるため、文系学生に比べて就活に集中できない人が多いと言えるでしょう。
中には学業、就活に加えてアルバイトをしている理系学生もいます。
理系学部は文系学部に比べて授業料が高く、アルバイトの時間も削れないという事情があるためです。
就活に集中できないことも、情報が充実している大手企業に応募が集中する要因だと言えるでしょう。
研究室の先輩に影響を受けやすい
新卒理系採用では研究室や大学の推薦により、就職先が決まることも珍しくありません。
企業と研究室の繋がりが強い場合は、近い世代の先輩がいることも多く、そのまま同じ企業への就職を決める理系学生も多いでしょう。
理系学生は就活時に研究室の先輩に影響されやすいという特徴があると言えます。
しかし、研究室や大学の推薦による就職は今後変わっていく可能性が高いです。
日本が誇るトップカーメーカーであるトヨタ自動車は「2022年入社の採用から学校推薦を廃止する」と発表しました。
トヨタに続いて大手企業が追従する可能性は大いにあるので、今後の動向に注意しましょう。
新卒理系採用の手法
次に具体的に新卒理系採用を行なう手法について紹介します。新卒理系採用の市場と理系学生の特徴を把握した上で、適切な手法を選択しましょう。
大手就職ナビへの広告出稿
多くの企業が採用している手法が、マイナビやリクナビなど大手就職ナビサイトへの広告出稿です。
理系学生の多くが登録している大手就職ナビサイトへ広告を出すことによって、企業の露出度を高めることができます。
多くの理系学生を自社の採用サイトへ誘導し、母集団形成できる手法だと言えるでしょう。
しかし、大手就職ナビサイトで自社を上位表示させるためには、高額なプランに申し込む必要があります。
採用コストの少ない中小企業は上位表示されずに、思ったような結果が得られないということもあるでしょう。
新卒紹介サービスを利用する
人材紹介サービスを運営するエージェントから理系学生を紹介してもらうという手法もあります。
転職市場では主流である人材紹介サービスですが、新卒市場ではまだまだ歴史が浅い手法です。
新卒の人材紹介サービスは成功報酬型であり、採用が決まるまではコストがかかりません。採用コストの投資リスクを最大限抑えることができるのがメリットでしょう。
一方で、採用が決まった場合の成功報酬は高額になるのがデメリットです。大量に理系学生を採用したい場合は、採用コストが莫大になるリスクもあるので、注意しましょう。
リファラル採用を検討する
近年各企業でリファラル採用という手法が注目されています。
リファラル採用とは自社の社員から紹介してもらった学生を採用する手法です。人材紹介サービスを利用すると高額になる紹介料を抑えることが可能です。
自社で働く社員から理系学生に自社の情報をしっかりと伝えることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
リファラル採用はあくまで選考が前提のため、紹介された理系学生は内定を約束されていません。選考の結果、不合格となる可能性も十分あり得ます。
不合格となった場合、紹介してくれた社員との関係が悪化する可能性もあるので、制度をしっかりと作り込むことが大切です。
ダイレクトリクルーティングを活用する
新卒の理系学生に直接アプローチする手法もあります。オファー型の就活サービスであるダイレクトリクルーティングです。
ダイレクトリクルーティングでは、サービスに登録している理系学生に対して直接オファーを出すことができます。
オファーを通じて自社の情報を確実に伝えることができるので、大手企業に負けない魅力を伝えることができるでしょう。
多忙な理系学生にとっても「サービスに登録しているだけでオファーを受けられる可能性」があります。
企業と理系学生双方にとってメリットが多い採用手法だと言えるでしょう。
新卒理系採用にはTECH OFFER
新卒の理系採用は企業間競争が激化しています。採用コストで大手企業に劣る中小企業にとっては厳しい状況が続いていると言えるでしょう。
大手企業に負けない魅力を理系学生に効果的に伝えるためには、ダイレクトリクルーティングが理想的な採用手法です。
新卒理系採用に特化したTECH OFFERを紹介します。
直接登録している理系学生にアプローチできる
TECH OFFERは新卒理系採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。登録している理系学生に対して、企業は直接オファーを出すことができます。
TECH OFFERでは気になる理系学生に届けたい情報をピンポイントで届けることが可能です。
就職ナビサイトへ広告を出稿したり、自社のオウンドメディアで採用サイトを開設するよりも確実に情報を届けることができます。
研究室データベースからマッチング
TECH OFFERには約40,000件の研究室データベースと1,000,000件の技術キーワードが登録されています。
自社に合った理系採用を行なうには、自社事業と関連する研究を専攻する理系学生を採用するのがポイントです。
TECH OFFERを活用することで、自社に関連する技術を持つ理系学生に直接オファーを出すことができます。理系学生も入社後に自分の知識と技術を活かして働くことが可能です。
大手に負けない魅力を伝えることができる
TECH OFFERを活用することで、大手企業に負けない魅力と熱意を理系学生に伝えることができます。
理系学生に入社後の具体的な仕事内容や自社の技術力を細かく伝えることで、自社に興味を持ってもらうきっかけになるかもしれません。
理系学生と企業がTECH OFFERを通じて初めて出会うことも多く、まさに「企業と理系学生をつなぐサービス」だと言えるでしょう。
まとめ
新卒理系採用は今後もますます激化することが予想されます。
採用トレンドも年々変わっており、新たな採用手法を講じなければ理想的な新卒理系採用は難しくなってきていると言えるでしょう。
TECH OFFERは企業と理系学生をつなぐダイレクトリクルーティングツールです。企業は直接理系学生にアプローチできるため、費用対効果の高い採用活動ができます。
TECH OFFERが気になる採用担当者様は、テックオーシャンまでお気軽にお問い合わせください。
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