「どんな採用広告を出せばいいのか悩んでいる」「採用広告を効果的に用いる方法を知りたい」
そんな悩みを抱えている採用担当者は多くいます。
この記事では、広告媒体別の運用方法について解説しています。
採用広告は採用活動において重要です。求めるターゲットに響く広告なら、人材確保も簡単になるでしょう。一方で適切な運用をしなければ、採用広告は意味を成しません。
理系採用に強い『TECH OFFER』だからこその、実際の採用で活かせる情報ばかりです。ぜひ採用活動の参考にしてください。
採用広告は人材募集のための広告
採用広告は、人材募集のために使われる広告を指します。新卒・中途採用問わず使われるため、採用PRと呼ばれることも。
かつては新聞の折り込みチラシやフリー冊子が主流でしたが、近年はWebサイトでの広告が中心となっています。その中でも以下にわけられます。
- 無料
- 有料
有料も、月額課金から成果報酬型まで様々な料金プランが提供されています。採用活動で活用する場合は、これらの中から自社に合った採用広告を使うようにしましょう。
採用広告の種類
採用広告を活用するにあたって、まずどんな種類があるのかを解説します。それぞれ運用方法とターゲット層が違うからです。広告の属性を知ってから、自社の採用に取り入れましょう。
- 就活・転職サイト
- SNS
- 求人検索エンジン
- ハローワーク
就活・転職サイト
就活・転職サイトは採用活動で最も利用する採用方法です。スタンダードな採用広告とも言えます。
Web媒体であるため情報量を多く掲載でき、写真や動画を使って求職者にアピールできるのが強みです。自社ホームページと連携させることで、更なる効果に期待できます。またWebであるため24時間いつでも応募を受け付けられます。広告を出せば待っているだけで人が集まってくるので、利用者も多いのです。
そんな就活・転職サイトは大きく2つにわけられます。
- 総合型
- 特化型
募集したい人材に応じて使い分けると良いでしょう。また、料金形態も以下のような違いがあります。
- 掲載課金型
- 成果報酬型
- 完全無料型
採用活動にどの程度のコストをかけるかによって選択肢が変わります。自社の採用計画と合わせて利用してください。
SNS
スマートフォンの普及率が8割を超えた今、SNSの利用者も比例して増えています。そのためSNSで公式アカウントを作成し、採用広告を発信するのも良い方法です。
活用できるSNSとしては、以下が代表格でしょう。
- LINE
これらは利用者も多いため、多くの人に発信できます。またSNS運用は、採用広告だけでなく、採用ブランディングとしても運用するのもオススメです。SNSを通して企業のイメージを作り上げていくことで、より採用広告の効果が増します。
一方で、運用にはアカウント管理など一定の手間と時間がかかる点には注意しましょう。
求人検索エンジン
求人検索エンジンでも採用広告を出せます。広く知られているサービスだと「Indeed」が該当します。媒体によっては全て無料で使えるものもあるため、予算をかけずに採用広告を表示させることも可能です。
無料のタイプは、課金をすることで目立つ場所に採用広告を表示させられます。上手く活用することで大きな効果を上げられるでしょう。
また、求人掲載サイトと違って登録無しで使えるのも魅力です。転職潜在層にもアプローチできる可能性が高いため、思わぬ効果を発揮する可能性があります。
ハローワーク
ハローワークに掲載するのも採用広告の1つです。ハローワーク内に設置されているパソコンに求人情報が掲載されます。公的な機関のため、信頼性が担保されているのも良いポイントです。他にも以下の強みがあります。
- ハローワークのWebサイトでも掲載できる
- 採用条件に合った人材をハローワークから紹介してもらえる
利用料金も無料であるため、メリットは大きいと言えます。採用条件によっては、企業に助成金が出る可能性も。採用コストを抑えて人材を募集したいなら活用したい採用広告です。
一方で、掲載できる情報は少ないというデメリットがあります。
採用広告を選ぶポイント
世の中には多くの採用広告があります。運用する上で大切なのは、自社に合った広告を選ぶこと。この項目では採用広告を選ぶポイントを以下の観点から解説します。
- 採用したい人数や条件を明確にする
- ターゲットと予算に合わせて選ぶ
- 複数の採用広告を利用する
- 機能・オプション・プランを比較する
採用したい人数や条件を明確にする
採用広告を出すにあたってまず決めたいのが、採用したい人材の人数と条件です。決めておかなければ、効果的な採用広告を打ち出せません。
主に決めるものは以下の属性です。
- どんな人材が欲しいのか
- 何人採用したいのか
- 期間はいつまでなのか
- 雇用条件
- 予算
これらを明確にすることで、採用ターゲットを浮き彫りにできます。逆に明確なターゲットを決めないままだと、誰にでも当てはまる魅力のない広告になってしまいます。求職者としても、そんな広告だとどんな人材を求めているのかわかりません。応募の際にミスマッチとなる可能性も高くなります。
そのため採用したい人数や条件は、必ず明確化しておきましょう。
ターゲットと予算に合わせて選ぶ
採用広告は、種類によって利用者層が異なります。そのため採用したいターゲットに合わせて選ぶことが重要なポイントとなってきます。
求人掲載サイトを例にすると、総合職なら総合型、専門職なら特化型といった具合です。利用者層を限定することで、求めるターゲット像に近い人材が応募しやすいメリットがあります。
またWebサイトだけでなく、紙媒体での広告も視野に入れましょう。両者は以下の強みがあります。
- 紙媒体:特定の日時・地域を狙って広告を出せる
- Web媒体:不特定多数の人に広告を出せる
Web媒体でも地域を限定して広告を出せますが、紙媒体ほどピンポイントに出せるわけではありません。両者を使い分けて、効果的なアプローチをしていきましょう。
複数の採用広告を利用する
採用広告を使う際に気をつけたいのが、1つの採用広告だけを使うことです。複数の採用広告を利用し、幅広く採用活動をしましょう。
特に近年は優秀な人材の奪い合いが続いています。欲しい人材を逃さないためにも、様々な採用チャネルを確保する方が良いのが現状です。
ただし注意点として、複数の採用広告を使っていると運用の手間が増えます。情報を更新していなかったりSNSが放置されていたりすると、マイナスイメージを抱かれることも。
求職者の目に触れるものとして、運用・管理は万全の体制で臨まなければなりません。
機能・オプション・プランを比較する
採用広告をただ掲載するだけでは、埋もれてしまう可能性があります。大手企業が多く採用広告を出している媒体の場合、知名度でどうしても不利になることもあるでしょう。
そこで活用したいのが、そのサイトならではの機能やオプション、プランです。Webサイトによっては以下のような機能が実装されています。
- スカウト機能
- 自動オファー機能
- 自動でメール配信
利用する媒体によって機能・オプションは大きく変わります。効果的なアプローチ方法も同時に検証していきましょう。
中でも自動でオファーを送ってくれる機能はオススメです。広告の内容をしっかり作り込むことで、思わぬ人材と出会える可能性が高くなります。
採用広告を掲載する手順
採用広告は、掲載しようと思ってすぐに掲載できるものではありません。効果的な広告を打ち出すためにも、戦略的に掲載していく必要があります。
そのため以下の手順を意識して進めてください。
- 掲載媒体を決める
- 掲載日を決める
- 広告を作成・公開する
手順をそれぞれ具体的に解説します。
Step1.掲載媒体を決める
まず採用広告を掲載する媒体を決めます。先述したポイントを参考に、自社が欲しい人材へ効果的にアプローチできる媒体を選んでください。
難しい場合は、以下を意識することで変わります。
- 求めるターゲットが多く利用している
- 自社の魅力を伝えやすい
- アプローチ方法がそれぞれ違う
自社サイトに求人を掲載しているのであれば、そちらの充実も同時並行で行いましょう。掲載した採用広告から自社サイトに遷移させることで、更に魅力的なアプローチが可能です。
また同じような媒体だと思うような効果が期待できません。求人情報掲載サイト・SNSのように複数を組み合わせることで、多くの人材の目に止まります。同じ系統の媒体に絞らないようにしましょう。
Step2.掲載日を決める
掲載媒体が決まったら、次は掲載日を決めます。広告媒体の中には、すぐに掲載可能なものもあれば、スケジュールが決まっているものもあります。掲載日によって料金が変わる場合もあるので、予算の面でも重要なポイントです。
掲載日の決め方は難しいですが、以下の流れで考えると比較的決めやすいとされています。
- 独り立ちしてもらうのはいつか
- オンボーディングはどの程度必要か
- 入社日はいつか
- 候補者選考期間はどれくらい必要か
- 掲載日はいつか
このように逆算していくことで、掲載日を割り出しやすくなります。媒体の掲載可能期間もセットで検討すると、あっさり決まるなんてことも。
自社の実例と比較しながら掲載日を決めていきましょう。
Step3.広告を作成・公開する
採用広告において最も重要なのが広告です。広告の内容によって集まる人材が大きく変わります。そのため採用担当者だけでなく、採用メンバー全員や現場スタッフなど様々な人材にヒアリングしながら作ってください。作成した広告を全員で校閲するのもオススメです。
特に作成時は以下のポイントを意識しましょう。
- 目に止まる魅力的なタイトルか
- ターゲット人材の志向性を意識した自社アピールをしているか
- 自社らしさが伝わる写真を使っているか
- コンプライアンスは遵守しているか
人の目を引くデザインなら、YouTubeのサムネイルも参考になります。どのような広告ならクリックして見てもらえるかを考えながら、作ってください。
採用広告よりも効果的な『TECH OFFER』
採用広告は人材募集のための広告です。就活・転職サイトを始め、様々なWebサイトで掲載されています。
一方で多くの採用広告から自社にあったものを選ぶには、何を重視するかを意識しなければなりません。ぼんやりとした採用広告を作成しないためにも、ターゲットの具体化は重要です。
もし思うように採用広告を運用できないのであれば、ダイレクトリクルーティングも検討しましょう。『TECH OFFER』なら採用広告よりも効果的にアプローチが可能です。採用広告で思うような人材が集まらない方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。