ターゲット人材の母集団形成に苦戦
ー貴社のこれまでの理工系学生の採用活動について、またその中で課題と感じていた点を教えてください。
ナビサイトへの掲載に加え、学内説明会、理系に特化したイベントに参加していました。 近年、医療やバイオ系の事業を始めたことから、 生物系・化学系の学生にも多くエントリーしていただいていましたが、逆に従来から実績のあった機電系・物理系の学生さんの母集団形成に苦労しています。
弊社の技術の活用領域が広がるにつれ、機電系・物理系の学生さんには、学んできたフィールドと弊社の事業や技術のイメージが遠く感じられ、刺さりにくくなり、 BtoCの華やかな業界に流れてしまっていたことが苦戦の原因だと考えています。
ーターゲット人材層にアプローチするために取り組まれたことはありますか?
理工系の少人数の説明会に参加したり、他のダイレクトリクルーティングサービスを導入し、試行錯誤を重ねていました。ですが、かかる手間に対して実際にアプローチしたい層には効率的に接触できずにいました。
技術キーワードに基づいた、学生に刺さるアプローチ
ーそうした中で、TECH OFFERを導入した決め手や、狙いについて教えていただけますでしょうか。
技術キーワードをもとにオファーを送るシステムなので、先ほど述べた層の学生に振り向いてもらいやすいと考えたからです。採用する側としても、TECH OFFERはキーワードが細かくしっかり入っているので、オファーを出す対象を絞りやすく、効率よく、求める学生とマッチングできるところを魅力に感じ、導入を決めました。
母集団形成のツールとしてTECH OFFERが活躍
ー実際にTECH OFFERを使ってみて、効果はいかがでしたか?
今年は導入1年目ということで試用段階と考えていましたが、想像以上に効果が出ており驚いています。
今年からTECH OFFER以外にも様々なツールを試しました。ジオターゲティング広告、リターゲティング広告なども新たな施策の一つですが、実際にエントリーに繋げるのはなかなか難しく感じていた中、TECH OFFERでは成果を出すことができたと感じています。
全体の母集団数百名に対して4割以上がTECH OFFERをきっかけとして弊社に興味を持ってくれました。早期選考のエントリーについても半数がTECH OFFER経由の学生です。
技術キーワードに基づいてマッチングをするので、狙った層の学生にしっかりアプローチすることもできており、自分自身とウシオ電機がマッチすることを知らなかった、オファーがなければエントリーしていなかったという学生も多く、効果を実感しています。
ーまさに先ほどおっしゃっていた、ターゲット人材へのアプローチができるようになったわけですね。
はい。さらに、自分の専攻分野の技術キーワードがひとつでも弊社の事業内容に合致すると、他にも関心のある領域や専攻に近い領域を学生自ら見つけてアピールしてくれることもあります。
ー今後TECH OFFERをどのように活用されていくご予定ですか?
今年は試用段階だったにも関わらず予想以上の成果が出たので、次のシーズンは早期から学生との接点を持ち、学生が実際に自分の専攻分野を生かして働いている弊社社員と直接話すことができるようにするなど、オファー受諾していただい学生一人ひとりに合ったコンテンツを提供していこうと考えています。
弊社ではAI面接を取り入れるなど、採用側にとっても学生にとってもより良い採用活動になるように検討と実行を重ねています。今後もお力添えよろしくお願いします。
ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。