導入2年目に内定承諾4名獲得
工数を削減しながら初の国公立大卒学生の採用にも成功

サイバートラスト株式会社

サイバートラスト株式会社
取材日:2025/08/25

電子証明書や電子署名などのインターネット認証サービスにおいて日本で最も長い歴史を誇る企業の一つとして、情報社会に生きる私たちの安心・安全を守るサイバートラスト株式会社様。2023年11月にTECH OFFERを導入して以来、新卒採用で着実に成果を上げています。その取り組みについてお話をうかがいました。

導入の決め手

採用課題

新卒採用活動のリソース不足
ターゲット層とサービスのミスマッチ

導入効果

工数を削減しながら内定承諾者数の増加を実現
国公立大卒の学生の獲得に成功

テックオファー導入の決め手/狙いは優秀な理系学生を確保するため

リソースの限界で学生との接点作りに課題

―TECH OFFER導入以前、新卒採用でどんなお困り事や課題をお持ちでしたか?

新卒採用の専任は私1人で、媒体を使った学生へのアプローチから学校訪問まで対応していましたが、リソースが限られているため、学生との接点がどうしても多く持てませんでした。

また、2021年に東証マザーズ市場(現在は東証グロース市場)に上場して以降、より多くの学生に当社を知っていただくために新しい施策を打たなければと考えていました。他のダイレクトリクルーティングサービスを利用したこともありましたが、より多くの、かつ当社が求めるターゲット層に集中的にアプローチするサービスはないかと比較検討し、たどり着いたのがTECH OFFERでした。

導入に際して具体的に比較検討されたポイントを教えてください。

最も重視したのは、当社が求める学生が登録者のなかにどれだけ存在しているか、そのマッチ度です。また、リソースが限られているなか、効率的に学生との接点を持つことを考えたとき、自動でオファーを送れるTECH OFFERの機能は非常に魅力的でした。

加えて、サポート面も重視しました。以前使っていたサービスでは、さまざまな機能がある反面、その機能を十分に使いこなすために必要なサポートが得られず、ギャップを感じていました。

検討を始めてからどのぐらいの期間で導入に至りましたか?

おそらく1ヵ月強ぐらいです。2ヵ月はかからなかったと思います。

企業と学生が互いに理解し合えるプラットフォーム

―導入後、どのように使い始めましたか?

どんな学生が登録しているのかの確認や整理からスタートしました。プロフィールやスキルのチェックはどのように進めれば効率的かなど、丁寧にフォローしていただきました。

そこで感じたのは、基本的なプロフィールはもちろん、会社が欲しいと感じる学生の情報が、TECH OFFER上にしっかりと揃っていることです。学生の視点から見ても、いちいちWeb検索をしなくても会社のいろいろな情報が簡単にわかるようになっていて、TECH OFFERのなかでお互いに理解し合えるプラットフォームになっているのだと感じました。

操作性について何か感じることはありましたか?

上手に使うための細かいコツのようなものはあるかもしれませんが、それは教えてもらえますし、UIも特に抵抗があるようなことはなく、初心者の私でもすぐに使えるような仕様になっています。

―登録学生のイメージはいかがですか?

みなさん優秀ですね。大学の勉強や研究はもちろん、課外活動も含めて、学生時代に何かに熱中したことがある学生が多いなと感じています。自分がやりたいことに熱意を持ち行動できる学生が多いイメージです。

加えて、自分が起こしてきたその行動をしっかり自分の言葉で他者に伝える力にも長けている印象です。一方で自己アピールが苦手な学生もいると思いますが、プロフィール内に自身のスキルやガクチカ、研究や課外活動の成果物も添付されているので、言葉で表現できなくても、それらをみると学生の取り組みが良く分かるのも、TECH OFFERのよいところだと感じています。

―導入の具体的な効果を教えてください。

TECH OFFER経由で入社した学生は、25卒は1名でしたが、26卒は内定出しが8名、内定承諾が4名(2025年9月8日段階)と、確実に成果につながっています。出身大学に関しても、これまでは国公立大学との接点がなかなか持てずにいたのですが、TECH OFFER導入後は2年連続で国公立卒の学生から内定承諾を得ることができました。入社後はOBの方と連携して、学校ともリレーションが作りやすいので、数字以上の成果があったと感じています。

―効率化できた点など、業務上の変化はありましたか?

26卒で内定承諾を得た4人を純粋に別の方法で獲得しようと思ったら、もっと膨大な工数が発生していたと思います。そこを抑えられたことがとても大きいです。

―内定を出された8名は首都圏や関東の学生ですか?

いえ、北海道から九州までバラバラです。今回のように幅広いエリアから採用できるようになった点もTECH OFFER導入の効果だと思います。当社には、「ふるさとテレワーク」という、将来的にUターンやIターンができる勤務制度もあり、その点も全国の学生へのアピールポイントになったかなと思っています。

戦略まで踏み込んだ伴走が心強い

その他、導入によって得られたものがあれば教えてください。

先ほどもお話ししたとおり、当社は学科不問で学生を募っていますが、一方で、ある程度マッチ度が高いのは情報系の学生だろうという意識もありました。しかし、TECH OFFER上で学生が志望する業界などを見てみると、機械系や化学系を学んだ学生のなかにも、社会人としてのスタートをITや情報系で切ろうと考えている学生も多いことがわかりました。そうした学生の傾向も今まで以上に理解できるようになったと思います。

テックオーシャンのサポートについてはどのようにお感じですか?

きめ細やかなサポートが本当に心強いです。定期的なミーティングを月1回実施していますが、そのタイミングに縛られず、こちらの対応がなかなかうまくいかなかった場合に「ショートミーティングをしましょうか」などとご連絡をいただいて細かい操作面の不明点まで解消していただいたり、戦略的なところまで入り込んでアドバイスしてくださったり、いろいろな形で伴走していただけるので助かっています。

サービスやサポート面で改善して欲しいところはありますか?

本当にいろいろと助けていただいているので、今の丁寧なサービスを維持していただきたいということに尽きます。

今後TECH OFFERのなかで使ってみたい機能、また「こんなふうに活用していきたい」というイメージがあれば教えてください。

これまでは主に本採用のために使っていましたが、せっかく年間を通して使い続けられるサービスなので、今後はインターンシップや説明会など、社内で実施する新卒向けイベントの周知にもどんどん使っていきたいと思っています。

ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。