オファーの一括送信で採用工数を削減し理系学生の採用早期化に対応!大学院生の採用は全体の約半数に向上

イーソル株式会社

イーソル株式会社
取材日:2025/02/22

組込みソフトウェアの分野で50年の歴史を誇るイーソル株式会社様。高い技術力を活かし、自動運転・ロボット・医療・VRなど幅広い領域で事業を展開しています。同社では、理系学生の新卒採用が早期化するなか、優秀な学生の確保に課題を抱えていました。2019年にTECH OFFERを導入以降はその課題を解決。新卒社員に占める大学院生の割合も向上するなど、大きな効果を上げています。

導入の決め手

採用課題

理系の新卒採用の早期化に対応できていなかった

導入効果

オファーの工数削減による早期化の実現。大学院生の内定承諾率の向上

テックオファー導入の決め手/狙いはオファーの一括送信ができること
自社のターゲットとなる学生に絞ったオファーが可能なこと
自社を知らない学生にエリアを問わずアプローチできること

理系特化ならで自社の採用課題を解決できるのでは

―TECH OFFER導入前にどのような課題をお持ちでしたか?

理系の新卒採用の早期化が進むなか、その波に乗れず、就活への感度が高い優秀な学生を集めることに苦労していました。また、大学院生の入社比率を高めたいとも考えていましたが、なかなか叶わずにいました。

近年、学生の行動量の低下を実感しています。1人あたりのエントリー企業数が減っているんです。1人の学生が10社にしかエントリーしないとしたら、きっと名前を知っている会社から順にエントリーするでしょう。そうなると、上場しているものの学生が事業内容をすぐにイメージできない当社のような企業は、エントリーの確保が難しくなります。

―以前はナビサイトのみでのアプローチでしたか?

はい。ナビサイトでも事業や会社の魅力の発信はできますが、しっかりお金をかけなければ上位表示されず、学生の目には止まりません。DMを送っても開封率は低く、費用対効果の見えづらさが課題となっていました。

―TECH OFFERを知ったきっかけを教えてください。

ダイレクトリクルーティングの存在は知っていたので、まずはインターネット検索で自社にマッチするダイレクトリクルーティングサービスを探したように記憶しています。いくつかのサービスにたどり着き、大手の総合型ダイレクトリクルーティングサービスの導入も並行して検討しました。

―そのなかでTECH OFFERの導入に至ったのはなぜでしょうか?

当社は採用したい学生が明確ですので、総合型のサービスではナビサイトとの違いがあまり感じられないのではないかと思いました。会社のなかでも尖ったエンジニアになれるような優秀な理系学生を取り逃がしたくない、優秀な学生に当社を知ってもらいたいという思いを満たすためにも、理系特化型のTECH OFFERなら課題を解決してくれるのではないかと思いました。

ー御社にマッチするのはどんな専攻の学生でしょうか?

ソフトウェアの開発をメインの事業とする会社ですので、情報系でプログラミングの経験がある学生が一番の理想です。ただ、開発の領域が組込みという分野で、機械やものづくりの分野にも近いため、電気や電子、機械などを学んだ学生も親和性が高いと思っています。さらには、生物、化学、物理など、さまざまな分野の理系学生をターゲットとしています。理系でしっかり学び、論理的思考力をすでに持ち合わせている学生であれば、仮にプログラミングの経験がないとしても当社の採用ターゲットに合致していると考えています。TECH OFFERなら、そうした学生にもしっかり訴求ができると感じました。

一括送付機能で「DR=面倒そう」の印象を払しょく

―機能やサービス面で魅力を感じた点はありましたか?

まずは、一括でオファーを送付できるところです。ナビサイトでもスカウト機能はありますが、エントリーの一つひとつを閲覧しないといけません。当社は全体で毎年2,500~3,000のエントリーを集めていましたが、当社の人事採用グループの規模でスカウトにその工数を割くのは困難でした。内定辞退を防ぐためにも、スカウトを一つひとつ打っている時間があるなら1人でも多くの学生と面接する時間を確保したいと思っていたので、一括送付で工数を省けることは何より大きな魅力でした。正直、導入前は、ダイレクトリクルーティングに対して「面倒くさそう」という印象を持っていたんですが、一括送付機能があることで、そのイメージを払しょくできました。

また、導入にあたりテックオーシャンの営業の方とやりとりするなかで印象に残っているのが、「学生の口コミでどんどん登録者数が増えている」という話です。口コミで広がっているということは、学生から見ても良いサービスだということでしょうから、これも導入を決断する大きな後押しになりました。

―導入までの流れはスムーズでしたか?

そうですね。どのぐらいの費用対効果があるかは、正直やってみないとわかりません。当社は事業のコアスピリットとして“「楽しいチャレンジ」を生きること”を掲げています。TECH OFFERの導入においても、まずは新しいことにチャレンジし、そのうえでしっかり効果検証をしようというスタンスだったため、社内の承認もスムーズに進めることができました。

―実際使ってみての印象はいかがですか?

オファーの手間が格段に減りました。また、「システム」や「ロボット」など、学生が持っている技術ごとにキーワード検索がかけられるため、欲しいターゲットに対してしっかり訴求できる点も満足しています。
認知度も少しずつあがり、関西だけではなく全国各地から学生が入社してくれるようになったことも大きな変化ですね。

一度オファーをした学生に再度メッセージを送る、いわゆる後追いが楽なのも助かるポイントです。ナビサイトの場合、スカウトの履歴を追い切れず打ちっぱなしになってしまうことがあるのですが、TECH OFFERなら簡単に再アプローチできます。

―導入後の具体的な効果を教えてください。

25卒の場合、内定7名のうち1名承諾、26卒はまだ途中ですが(註:2025年2月末時点)、すでに8名に内定を出しています。理系大学院生のエントリーは約1. 5倍に増えています。当社では毎年20名程度の新卒社員が入社しますが、TECH OFFER導入以前、大学院生の入社は5~6名に留まっていました。それが現在は約半数にまで増えています。

この背景には、課題だった早期のアプローチができるようになったことが挙げられますし、面接の時間をしっかりとれるようになったことも要因の一つだと思います。さらには、全国の学生にオファーを出せていることも大きなポイントです。TECH OFFERの導入以降、北海道から九州まで、地方の学生のエントリーが圧倒的に増えました。

使いやすさの点でもDRのなかで圧倒的に一番

―全体を通したTECH OFFERおよびテックオーシャンに対する印象はいかがでしょうか?

もう大満足です。契約している企業が多い分、他社様への対応で培われたノウハウやデータに基づいた信頼できる提案やアドバイスがいただけるので非常に助かりますし、新しい施策を打つときも社内に上申しやすいです。

当社が欲しいターゲットの学生が必ずしも当社のオファーを受けるとは限りませんので、今後はその確率を上げていくことも課題となります。その点でも、テックオファーの担当者の方にしっかり結果を分析していただきながら活用できており、カスタマーサクセスの点でも満足しています。

―「こんな機能が欲しい」といったご意見はありますか?

システムやサービスにおける不満や懸念はまったくありません。UI的にも非常に見やすいと思います。TECH OFFERの導入以降、他のダイレクトリクルーティングサービス2つと新たに契約しましたが、使いやすさでいえばTECH OFFERが圧倒的に上です。

―その他、TECH OFFERおよびテックオーシャンへのご要望があればぜひお聞かせください。

新しく立ち上げられた人材紹介サービス「TECH OFFERコンシェルジュ」も活用させていただくことになっていますが、それ以外にも今後さまざまなサービスを展開されると思いますので、それらを連動させたような総合的なパッケージでご提案いただけるとうれしいです。
当社に限らず、ナビサイトの予算を縮小してダイレクトリクルーティングの活用に移行する動きは今後も増えていくのではないかと思います。これからも変わらぬサポートをお願いします。

ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。