「迷える理系」との出会いを。文系採用のイメージからデータ人材のアプローチに向けて
ーTECH OFFERの導入に至った背景をお伺いできますか?
TECH OFFERを導入するまでに、様々な採用サービスを比較させていただき検討していました。その中でもTECH OFFERは、理系人材に対して偏りなく就職の選択肢を与えているサービスだと感じましたね。
弊社は、データドリブンマーケティング人材を必要としており、いわゆるデータ人材・統計学を学んでいる学生の採用を行っています。
決して、データサイエンス系の学生でなければならないということもなくて、分析経験がある方や、理系だけど幅広く就職活動をしている方など、全国津々浦々の方に出会いたいという思いがありました。そこで他社と比較したところTECH OFFERが最適なサービスだと社内で話し合い、導入を決めました。
ー広告業界は文系採用のイメージが強い印象があります。
その中でも理系採用に踏み切った理由はなぜなのでしょうか?
インサイトとして、私自身が理系出身であり就職活動の際には「18歳で選んだ専攻の道のまま就職活動をするのは本当にいいのか?」と考える瞬間がありました。当時は大学院に進み、専攻分野に近い仕事に就き、研究室や先輩からのルートで決めた会社に「推薦」で入社するケースが多かった時代ですが、時代が進むことによって様々な情報に学生自身が触れられるようになりました。そうなると私の時代よりも選択を「迷う」ことが増えているのではないかと思います。
弊社では、このような学生を「迷える理系」と呼んだりしています。そういった「迷える理系」に対して、仮説検証能力を活かして広告業界でも活躍してもらうことができる、広告業界への就職も選択肢としてあるんだという新しい気づきを与えていきたいと考えています。
ーTECH OFFERを利用いただく中で、成果を感じていただいている点や満足していただいている点はありますか?
基本的には1名体制で運用し、繁忙期などは複数で担当することもあります。
採用管理ツールのsonarとTECH OFFERの自動連携も活用しています。TECHOFFERの承諾ボタンを押すだけで管理サイトに学生が自動で登録されるため、学生の離脱を防ぎsonarから連絡を取り続けられるのはすごく助かっています。
オファーを送る際には広告会社という当社の強みを活かし、データコース採用自体のメインコンセプトとメインコピーを社内のクリエイターと共同制作しています。
Chat GPT含めAIの時代が来ている中、広告会社はそれらを超える存在でないといけないので、「AIには、なれないアナリストになる。」とコピーを定め、オファー本文の中でも広告会社ならではの強みを要点に入れています。最初のオファー文からどうやって興味を持ってもらえるか、一工夫できたところも良かったのかなと思います。
24卒の約5倍のエントリー数を25卒早期選考では獲得することに成功
ーTECH OFFERでどのような効果を実感されていますか?
TECH OFFERは理系学生の登録NO,1ということもあり、たくさんの学生がスカウトを待っていて、実際にスカウトをした結果、想像以上に今までリーチできていなかったターゲット層の学生に出会えたことに、驚きとともに感謝を感じています。
活用した結果、25卒早期選考では24卒の約5倍のエントリー数を獲得することに成功しました。
また、TECH OFFERを利用されている学生はオファー承諾をしていただく際に、コメントを書いていただくことも多いです。「広告会社という選択肢がなかったが、興味を持つきっかけになった」という声が最も多く、定性的ではありますが利用してよかったなと思います。
様々なサービスを利用したことがありますが、ここまで返信に感謝の言葉をいただくことは初めての経験ですね。
私たちは『すべての人に「歓びの体験」を。』をパーパスに掲げているので、採用で出会った学生たちにそういっていただけるのは、私たちの歓びの体験でもありますね。
ーこれからの採用活動において、目指したい姿、採用活動において大事にしたいことはありますか?
「迷える理系」とこれからも出会っていきたいですね。
実際にTECH OFFERを通して広告業界への就職という選択肢を与えることはできています。弊社としては拠点が地方にいくつかあるので、地元に貢献したいと考える方や、理系だけど幅広く企業を見ている方など、広告業界を見ていなかった層にアプローチし続けたいです。
また、採用チームとしてパーパスの体現も大事だと考えているので、学生に向けた就活ノウハウ講座などは引き続き続けていきたいです。弊社が第一志望でなくても、就活生が成長したなと思ってもらえれば私たちもハッピーです。
採用担当として視座を一つあげ、少子高齢化の中で自社にマッチした学生を採用できるのか。今後も考えていきたいです。
ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。