これまで出会えなかった関東・関西圏の学生にアプローチ!マッチング精度の高い出会いも実現

株式会社FUJI
取材日:2022/07/02

株式会社FUJIは、電子回路基板に電子部品を装着する電子部品実装ロボットを中心に、世界の生産現場を支える産業用ロボットなどを開発・製造・販売しています。 電子部品実装ロボットの分野ではトップシェアを誇り、海外売上高比率は毎年80%以上、世界60カ国以上で製品が活躍するグローバル企業です。 業界初、世界一の技術や製品を数多く生み出してきたFUJIは「innovative spirit」でこれからも驚きと感動を提供します。

導入の決め手

採用課題

電気系、情報系の採用に苦戦

導入効果

東圏、関西圏などこれまでアプローチできなかったエリアの学生への内定出しに成功、インターンなどで学生一人ひとりに合ったアプローチが可能に

テックオファー導入の決め手/狙いは自社のターゲット学生にピンポイントでアプローチでき、採用業務が効率化できる

機械系以外の理系学生の採用に苦戦

ーTECH OFFERを導入するにあたって、採用上の課題はありましたか?

弊社では理系学生の採用で、特に電気系・情報系学生の採用に苦戦していました。

弊社は産業用ロボットを製造販売する会社で、ものづくりのイメージが強いため、工学系の説明会に参加しても、話を聞きに来てくれる学生の大半が機械系専攻なんて事は多いです。

また、本社が愛知県なのですが、中部圏には大手工作機械メーカーが多数あることに加え、地元新聞でも工作機械の会社として紹介されることもあり、なかなか機械系以外の専攻の学生にアプローチできない状態でした。

現在は、製品提供はもちろんサービス提供にも力を入れており、製品の納品だけでなく顧客の工場で電子回路基板を効率良く大量生産できる仕組みを提供するビジネスモデルへと変化しています。

弊社では工場全体の稼働状況を見える化する基幹システムなども自社でシステム系のエンジニアが開発・設計しており、情報系や電気系に強い人材も非常にたくさん活躍しているのですが、学生からはその認知がなく採用に苦戦していましたね。

機械系以外の理系学生にオファーを出し、イベントや個別面談につなげる

ーTECH OFFER導入の決め手について教えてください。

TECH OFFERは理系学生に特化した採用ツールであり、機械系以外の理系学生にアプローチする手段として有効だと思ったのが一番の理由です。

特定の専門性を持った理系学生とのAIによるマッチング精度が高いこともあり、採用工数が省ける点も魅力でした。

弊社では私が中心となって新卒採用を担当しているので、全ての学生のプロフィールをくまなく見てオファーを出す工数をなかなか捻出できない状況です。キーワードの絞り込みなどで弊社の理想とする学生のみ効率的にアプローチできる点も大きな決め手でした。

ーTECH OFFERの活用方法をお伺いできますか?

22年卒から利用していますが、最初は、ある程度採用選考が進んだ後で、応募数を充足できない特定の専攻の学生さんとの接触を図るツールとしてピンポイントで活用していました。

23年卒からはインターンシップ期間も含めた採用ツールとして通年で利用しており、弊社のターゲット像にマッチする学生に対しオファーを送り、反応のあった学生に対してオンラインでの個別面談や選考を案内しています。

本当はより多くの学生に弊社からアプローチしたいのですが、リソースの関係もあり現在はオファーに反応のある学生を中心にイベントや個別面談の案内をしていますね。

関東・関西圏学生へのアプローチに成功!自社に興味・関心の高い学生ともマッチ

ーTECH OFFERでどのような効果を実感されていますか?

導入前と比較すると、これまで出会わなかった大学の学生に接触できるようになりました。

特に東海圏以外の理系学生と接触する機会が増えた印象です。

コロナ禍となる前は説明会も対面で行う機会が多く、遠方の学生に接触するためには直接現地に出向く必要がありました。

弊社は少人数で採用活動に取り組んでいるため全国に出向くリソースをなかなか捻出できず、結果的に東海圏の学生を中心にアプローチすることしか出来ておりませんでした。

そうした状況が長らく続いていましたが、TECH OFFER利用開始後は、関東の工学系に強い大学の学生からも応募いただけるようになり、接触できる学生の幅が広がった印象です。

実際、選考においても上記学生に内定を出すところまで繋がり結果として非常に満足しています。

またインターンシップのPRにもTECH OFFERを活用しています。

弊社のインターンシップでは全部で20種類以上のプログラムを用意しており、機械設計や電気回路設計、ソフトウェア設計、システム開発など専門別にプログラムが分かれています。

TECH OFFER経由で出会う学生はしっかり専門性をマッチングできているからか、インターンシップでの体験内容に対する興味・関心が強い方が多く、プログラムに関してかなり深い話ができている印象です。

参加してくれる理系学生から「研究でやっていることにかなり近い」と言ってもらう機会も多く、そうした学生さんには研究の延長線上のような業務体験を提供出来ています。

弊社のインターンシップを通して大学で学んだ知識がどう社会に出てから役立つかを経験してもらえ、より効果的なインターンシップが実施できるようになったのも嬉しい点です。

ーインターンシップをはじめ学生一人ひとりに合ったアプローチができているんですね。

例えば情報系学生に対して、情報という括りでなくAIや画像処理といったより細かい専攻内容に合わせて話す内容を変えることができます。

そうすることで、弊社で大学での学びを活かせる業務をより具体的に話せるので、一人ひとりの学生に合ったアプローチができるようになったのもTECH OFFERのメリットです。

ーTECH OFFERを活用した中で印象に残っているエピソードはありますか?

学生に電子部品実装ロボットの分野を理解してもらうため、TECH OFFERで接触した学生を企業訪問ツアーに招待しました。

弊社のショールームに来ていただき製品を見ていただく企画ですが、TECH OFFERで接触した学生は他の学生と比べ高い関心を示してくれました。

「こんなにすごいのか!」という反応をいただくことも多く、実際に製品が動く様子を学生に見せた時に非常に鋭く深い質問をしてくれたのが印象的でした。

TECH OFFERで出会った学生は弊社への興味・関心度合いが非常に高く、お互いにしっかりと理解を深めた状態で選考を実施できており、良い採用活動ができているなという印象があります。

ー本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。