導入事例

– INTERVIEW

嬉しい悲鳴!お試し利用のつもりで始めたTECH OFFERで、理系学生の半数を獲得

業界:流体制御関連機器製品の製造販売

従業員数:759人

採用課題

待ちの姿勢のナビ媒体だけでは、優秀な理系学生を獲得しづらくなっている

導入の決め手/狙い

理系に特化したサービスであり、キーワードを基にターゲットを特定していくという点が課題解決にマッチ

効果

新卒理系学生の半数をTECH OFFERで獲得、高い効果を実感

日本ピラー工業株式会社

船舶エンジンの蒸気漏れによる機関室での過酷な労働や、パッキンの消耗によるトラブルを防ぐ、漏れ止め用のパッキンが、日本ピラー工業の出発点。以来パッキンを中心に、さまざまな事業を展開。 産業機器関連事業はメカニカルシール、グラウンドパッキン(工場・食品会社向けに油、水、薬液漏れ防止のため)を製造しており、高度な品質が要求される原子力発電所等へも製品を提供している。 半導機器・電子機器関連事業は半導体に付随する製品を提供しており、半導体の生産工程で必要となる劇薬を通すパイプ・ポンプを製造。パイプ、ポンプとも世界シェア高く半導体製造に欠かせない企業として社会のIT化をささえている。


総務人事部 採用グループ
山中 友貴美

取材日:2021/07/15

優秀な理系学生獲得のため攻めのダイレクトリクルーティングを検討

―TECHOFFERの導入の背景にあった人材採用に関する課題について聞かせてください。

以前は、ナビ媒体を利用しインターンシップや選考といった採用活動をしていました。しかし、ナビ媒体だけではこちらから学生に接触することはできず、受けの姿勢でエントリーしてくれる学生を待つというのはもどかしいものがありました。また、昨今では、理系の優秀層の人材は3月のグランドオープンからではなく、その前年の11月頃から動き始めています。早い学生ですと、9月~10月には内定が出ているというケースもあります。優秀層であればあるほど早期に決めて、あとは研究に打ち込むというのが多い印象です。
その理系優秀層の獲得には、早期に接触すること、受けの姿勢ではなく攻めの採用手法が必要であると思っていました。様々なサービス等を検討するなかで、他のダイレクトリクルーティングのサービスも比較しましたが、理系に特化したサービスであり、キーワードを基にターゲットを特定していくという点が当社の課題解決にマッチしたのでTECH OFFERの導入を決定しました。
研究室との繋がりが強いという点で選考の際に非常に安心感がありますし、あらかじめ学生の専攻や、サークルでどんな役割を持っていたかなどを把握したうえで接触できるので、「研究内容に基づくキーワードでオファーを送らせていただき、あなたの研究や専攻は当社のこんなところで活躍できます」というような、学生一人ひとりに対して独自の声掛けができるところが非常に魅力的です。
さらに、産学連携にも力を入れているのですが、学校のホームページなどをみても研究室紹介はありますが教員の所属と名前しかなく、実際に訪問してみないと何の研究室かわからないというジレンマがありました。TECHOFFERでは、学生プロフィールから、例えば、「機械工学部」でも「四輪駆動」の勉強をしているのだな、化学系でこの分野の研究をしているのだなといったように研究室の内容もある程度把握できますので、今後は、TECH OFFERを通して密になった研究室の訪問や産学連携をすすめていきたいと考えています。

嬉しい悲鳴!お試し利用のつもりで始めた1年目から高い実績につながる

―従来の採用手法と並行してスタートさせたTECH OFFERですが、導入時はどの程度の人数の採用ができると期待されていましたか?

新卒に関してはこれまでダイレクトリクルーティングを利用したことがなかったので、TECH OFFER導入初年度は、1名採用できたら良いというのが正直なところでした。しかし、ふたを開けてみれば多くの反響があり、嬉しい悲鳴ではありますが、多くの内定に繋がりました。

向かって左から、総務人事部 曽谷 千海様、山中 友貴美様

―新卒採用は15名程の採用と聞いておりますが、その内訳はどのような感じなのでしょうか?

理系枠10名、文系枠5名です。結果的にその理系枠のうち約半分がTECH OFFER経由での内定となりました。
来年度は採用し放題プラン契約ですので、優秀な方であれば何名でも採用できるだけしたいと思っています。と言いますのも、弊社の社長は「技術系の優秀層の学生であれば多く採用して構わない」と繰り返し申しておりまして、若手の技術職の育成にも力を入れていきたいので多く採用できればと思っています。

―若手の優秀層といいますと、具体的に学部や専攻はどういったものになりますか?

ストレートに言いますと、流体工学、流体解析の研究をされている学生を採用したいのですが、日本全国をみても、この分野の研究室や教員は一握り中の一握りですので、そこも考慮するともう少し幅広くアプローチするようにしておりました。
今年でいうとど真ん中ではありませんが農業系の学生も人事面談をさせてもらいました。ご本人が研究とは違う分野でも一から勉強するという意欲があり、理系の下地がしっかりあれば繋がっていきたいと思っています。研究内容が違う場合でも、入社後、そういった知見が新しい技術の開発や新たなヒントになる可能性があると思っています。

―採用活動を成功させるため、貴社として選考時などに心がけていらっしゃることはありますか?

オファー文に関してはテックオーシャンのご担当者様にアドバイスをもらいながら、ターゲットや時期によって、複数のパターンを試しながら、学生にアプローチしていきました。オファーを受諾いただいた学生の方には、説明会を行い、人事面談をお願いする形としております。人事面談時には、履歴書、自己紹介書、小論文、人生曲線シート、性格診断シートなどの提出が必要となるので、他社に比べれば人事面談に参加するための必要書類は多く学生の方に負担をかけていると思いますが、人事面談へは高い確率で参加いただくことが出来ました。
さらに、人事面談から最終選考への参加率は6割を超えました。TECH OFFER経由の学生は優秀な方が多く、選考で不合格になる割合が低くなっていたことが要因です。最終選考から内々定、内定承諾も高い水準で高く推移することが出来ました。

きめ細かいフォローが高い採用実績につながった。

―新卒採用は何名体制でおこなわれているのでしょうか。

採用担当は3名おり、うち1名はこの4月に配属になったメンバーですので、実質2名で採用活動を行っています。採用活動では、オファー受諾後は、すぐに説明会の案内をしようと心掛けました。
説明会に参加したいという学生に対しては、一対一で40分~1時間弱ほどの個別説明会を行いました。現在はオンラインでの個人説明会になっていますが、それでも工数や時間がかかり、マンパワーの少ない当社にとっては負担もあります。ですが、オンライン上でもしっかりと顔を合わせて話をすることができれば、学生の志望度なども伝わってきますので非常に価値があると思っています。個別説明会という点では、学生もあまり緊張せずに参加できるようですし、オンラインという点では、8割が研究室繋がりの学生でしたので、研究で忙しい学生も空いた時間で参加できるというメリットがあるようでした。
受諾後すぐの案内のおかげか、受諾翌日の説明会参加希望が一番多かったです。そして、学生にとっては、すぐに説明会に参加できたというそのスピード感は、質問や不安なことが早く解消できたという安心感に繋がったと感じています。企業側としても、こんなことを不安に思っているんだといったことがオンラインでも把握できたことは良かったと思います。来年についても、この新卒採用の動きは続けていき、手数も増えるので大変ではありますが優秀な理系学生の方とのご縁を大切にするため、続けていくつもりです。

―TECH OFFERの運用において大変だったと感じたところはございますか?

操作性も良く使いやすかったといった印象です。受諾後の設定を個別説明会案内にしておりましたがスムーズに案内を行えたこともあって、1~2月の繁忙期には1日朝から夜まで説明会しっぱなしという状況でした。学生とのやりとりもLINEのような感覚でメッセージを送れるので、ミスリードや時間的齟齬もなく、使い勝手が良かったです。

―TECH OFFERの課題や今後の期待を教えてください。

TECH OFFERは操作性も使いやすく、高い実績に繋がりましたので引き続き利用させていただきます。期待する点としては他社の採用取り組みなども聞いてみたいので、TECH OFFER利用企業の交流会があると嬉しく思っております。 引き続きよろしくお願い致します。

-本日はお忙しい中ありがとうございました、引き続き何卒よろしくお願い致します。

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